鹿島(社長:天野裕正)は、超高層ビルの新たな解体工法「鹿島スラッシュカット工法TM」を開発し、当社東京建築支店で施工中の世界貿易センタービルディング既存本館(東京都港区)の解体工事に適用しています。本工法は、工期の短縮に加え、超高層ビルの解体工事に欠かせない強風・地震対策や第三者災害リスクの排除に寄与するとともに、騒音の大幅な低減や施工中のCO2排出量の削減など環境にもやさしい工法です。 1970年に東洋一高い建物として鹿島が施工した世界貿易センタービルディングは、最高高さ162mの超高層ビルで、解体される建物としては国内最高となります。同ビルディングの解体工事に本工法を適用することで、解体材等の風散・飛散など様々なリスクを低減しながら、工事を進めています。 開発の背景 世界貿易センタービルディングは、JR浜松町駅と東京モノレール浜松町駅に直結し、都営地下鉄大門駅に近接する交通の結節点にあ