中国「サッカーバブル」ついに終焉か…? “金満経営”が崩れていった“深刻すぎる”ワケ 「王者不在」の“異常事態”に 2020年中国スーパーリーグ(CSL)王者・江蘇FCが2月末にクラブ運営停止を発表。3月18日にはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場辞退、29日にはCSL脱退も正式に決定した。 もしJリーグで例えるならば、2020年J1王者の川崎フロンターレが優勝からわずか3カ月でリーグから消滅してしまうということだ。どれだけ前代未聞の事態か分かるだろう。 「江蘇省というのは、中国全土でもGDP2位を誇るリッチな省。その地にホームを置く王者が消滅したことで、中国サッカー界に激震が走っています」と長年サッカーを取材する「騰訊体育」の応虹霞記者も危機感を募らせる。 中国サッカー界の“爆買い” そもそも江蘇FCが金満経営を始めたのは、2016年に中国大手小売業の蘇寧グループが経営に参画してか