英Stability AIの日本法人であるStability AI Japan(東京都渋谷区)は8月10日、日本語特化の大規模言語モデル(LLM)「Japanese StableLM Base Alpha 7B」を公開した。パラメータ数は70億。ライセンスはApache License 2.0で、商用利用可能だ。
ユーザーが代替サービスを選んだ場合、Googleに支払う手数料が通常より4%引き下げられる。Google Playの手数料は、合計収益が100万ドル未満であれば15%、100万ドルを超えると30%だ。Googleによると、開発者の99%が15%以下の手数料になっている。 関連記事 Google、欧州でアプリストア外での支払い方法を追加し、手数料も下げる計画 Googleは、欧州経済領域でアプリストア外での支払い方法を認めると発表した。欧州連合で「Digital Markets Act(DMA:デジタル市場法)」がほぼ成立したことを受けたもの。代替手段を選択した場合、Googleへの手数料は減額される。 Google、アプリストア以外でのサブスク料金支払オプションのテスト開始へ まずはSpotifyと GoogleがSpotifyと提携し、サブスク料金の支払い方法のオプションを提示するテスト
米Googleは7月27日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome」でのサードパーティーCookieのサポート完全廃止開始の目標期日を2024年後半に延期したと発表した。延期するのは2度目だ。 同社は2020年1月、2年以内にサードパーティーCookieを完全に廃止すると発表したが、2021年6月に2023年後半に延期した。 Googleは、プライバシーで問題視されているサードパーティーCookieを廃止し、それでもユーザーに適した広告を表示できるようにするためのイニシアチブ「プライバシーサンドボックス」を推進している。 現在、一部の開発者向けにプライバシーサンドボックスAPIのテスト版を提供している。テストに参加している開発者から、Cookie廃止の前に新しいプライバシーサンドボックスの技術を評価するにはより多くの時間が必要だというフィードバックを多数受け取ったという。 これを受け、8
フジテレビは6月17日、AIを用いて本編内に広告を合成する「iCADs」システムを本格運用すると発表した。FODなどで配信しているドラマ「30禁 それは30歳未満お断りの恋。」から導入する。 視聴者が見ているドラマ本編の背景などに交通広告やポスターという形で広告を合成する。例えば第3話では建物の壁面に元の映像にはないミュゼプラチナムのポスターを合成した。 無料動画配信サービスの「TVer」と「GYAO!」で広告ありバージョンを配信し、有料のFODでは広告のないバージョンを配信する。FODのユーザーは比較して楽しむこともできるとしている。 「通常は動画の前後や途中にインストリーム広告が入るが、iCADsで本編内に広告や商品情報を合成することで、ゆくゆくはコンテンツが途切れず、一気に視聴できるようになる」(フジテレビ) iCADsはフジテレビが英国ロンドンのデジタル・プレイスメント企業MIRR
カナダの量子ベンチャーXanadu(ザナドゥ)は6月1日(現地時間)、特定のタスクで世界最高性能のスーパーコンピュータの計算速度を上回るとする光量子コンピュータ「Borealis」をAmazon Web Services(AWS)上で提供すると発表した。 XanaduはBorealisを使って、量子コンピュータの計算能力が従来のスーパーコンピュータを上回ることを示す「量子超越性」を持つことを実証。「初めての完全にプログラマブルな光量子コンピュータであり、量子超越性を持つマシンがクラウドで一般に公開されたのも初めてだ」と同社は説明している。この成果は、英科学雑誌「Nature」に6月1日付で掲載された。 Borealisは、ユーザーが指定したプログラムに従い、3次元的に絡み合った216個のスクイズド状態(量子ゆらぎを抑えた状態)の光量子ビットを合成し、計算を行う。スーパーコンピュータ「富岳」
東京大学大学院情報理工学系研究科の研究チームは4月26日、動画内の人物の顔が本物かどうかを判定する、ディープフェイク検出AIを開発した。このAIは、既存研究の性能を大きく上回り、世界最高性能の評価を示したという。より高い精度でディープフェイクの検出が可能になるため、悪用の根絶に期待できるとしている。 ディープフェイクを検出するAI技術の多くは、訓練時に学習した作り方に倣ったフェイク画像などしか検出できず、それ以外のものを検証する際には性能が大きく低下する問題を抱えている。 こうした未知のディープフェイクに対し、Microsoftは2020年に、疑似フェイク画像を作り、それを使った検出AIの学習方法を提案している。しかし、この手法では、非常に検出が容易な疑似フェイク画像を生成する場合があり、それらの画像を学習した検出AIは、高圧縮率による潰れた画像や、高/低露光下のフェイク画像に対して、検出
サービス終了に伴うユーザーへの補償は今後行うという。「ユーザーの権利と利益を保護するために、積極的にサービス停止後の補償対策を検討しています。詳細が決まり次第、別途ご案内いたします」(インゲーム)としている。 関連記事 アイマスのシリーズ横断ゲーム「ポップリンクス」7月終了 ユーザーからは「後回しになっていた」の声も スマートフォンアプリ「アイドルマスター ポップリンクス」が7月21日にサービス終了する。終了理由は非公開。発表を受け、Twitterでは「ポプマス」が日本のトレンドに入った。 スマホゲーム「ドラガリアロスト」サービス終了へ 任天堂とCygamesの共同開発作 任天堂は、オンラインゲームを手掛けるCygamesと開発をしていたスマートフォン向けゲーム「ドラガリアロスト」(iOS/Android)のサービスを終了すると発表した。 「ゲームは命の大切さが分からなくなる」は本当か?
米Twitterは4月5日(現地時間)、向こう数カ月中に編集機能のテストを、まずはTwitter Blueラボで開始すると発表した。 投稿をツイートした後で編集する機能については長年強い要望があったが、共同創業者で前CEOのジャック・ドーシー氏は「おそらく絶対に追加しない」としていた。同氏は昨年11月に退任した。 Twitterは4月1日にも「編集ボタンに取り組んでいる」とツイートしたが、エイプリルフールのジョークなのかどうか判断のつかないものだった。 今回のツイートでは「昨年から編集機能に取り組んできた。アンケート結果のせいではない」としている。 アンケートというのは、Twitter株式を大量に買収して筆頭株主になり、取締役に就任したイーロン・マスク氏が4日にツイートで行った「編集ボタンは欲しい?」というアンケートを指す。まだ締め切られていないが、本稿執筆現在、「yse」(イエス)が73
米Googleは3月25日(現地時間)、Windows、Mac、Linux版のChromeブラウザの緊急アップデート「99.0.4844.84」をリリースしたと発表した。実際に悪用された重要度「High」のゼロデイ脆弱性1件に対処する。 「向こう数日~数週間で展開される」としているが、[ヘルプ]→[Google Chromeについて]で手動でアップデートすることをお勧めする。 Googleはこの「CVE-2022-1096」を、匿名のセキュリティ研究者によって23日に報告されたV8 JavaScriptエンジンの脆弱性としており、「エクスプロイトが実際に存在することを認識している」という。 詳細についてのリンクへのアクセスは本稿執筆現在制限されている。ユーザーの大部分がアップデートを完了するまでは制限する可能性がある。 なお、米MicrosoftもChromeベースのブラウザEdgeの緊急
自社のクラウド環境に侵入され、データベースから経営に欠かせないデータを持ち出される。バックアップも消され、データを取り戻したければ、身代金を支払うよう要求される──企業にとって絶対に直面したくない事態の一つだ。しかしこのシチュエーションをあえて再現し、訓練という形で自社のCEOに身代金まで要求した企業がある。クラウド会計サービスを提供するfreeeだ。 freeeは2021年10月、標的型攻撃とランサムウェアを組み合わせたシナリオを基に全社的な訓練を実施。AWS上のDBからデータを盗み出し、バックアップを消した上で、自社のCEOに社内SNSを通して身代金を要求したという。訓練を主導したのは、製品やサービスのセキュリティ向上を目指す社内組織「PSIRT」だ。 訓練を実施した背景には、情報システム部などのIT部門だけでなく、経営層まで巻き込みたい考えがあったという。同社のPSIRTが取り組んだ
クレジットカード決済基盤を提供するメタップスペイメント(東京都港区)は2月28日、同社のデータベースから最大で46万件のクレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードなどが流出したと発表した。サーバへの不正ログイン、SQLインジェクション、バックドアの設置などさまざまな攻撃を受けていたことが調査で分かった。 流出した恐れがあるのは2021年8月2日から22年1月25日までに決済で使われたクレジットカードの番号、有効期限、セキュリティコードなど46万395件、21年5月6日から22年1月25日までに実行された決済情報593件、加盟店情報38件。「実際に流出した情報を特定できない」(メタップスペイメント)ため、数値は考えられる最大値という。 同社は21年12月14日に、サービスの提携先からクレジットカードの不正利用が懸念されているとの連絡を受け調査を開始。22年1月中に、外部からデータベー
シャープは2月1日、薄型テレビ「AQUOS」のAndroid TV搭載モデルでソフトウェアアップデートを実施した際、一部で再起動を繰り返す不具合が発生していると発表した。アップデートは中止。個別に訪問修理を行う。 対象機種は2019年7月以降に発売した4K液晶テレビと4K有機ELテレビの6シリーズ20機種。シャープはAndroid 10へのメジャーアップデートを1月31日に公開したが、一部で再起動を繰り返す不具合が発生した。Twitterでは利用者から「ピカピカして寝られない」といった声が上がっていた。 原因は分かっていない。シャープはソフトウェアアップデートを中止。再起動を繰り返す症状が発生しているテレビに対しては、保証期間にかかわらず出張修理で対応する。 テレビのソフトウェアアップデートは通常、放送波やネットワーク経由でデータをダウンロードして実施する。しかし今回のようにテレビが起動し
米Googleは1月25日(現地時間)、2021年3月に発表したサードパーティーcookieに代わる技術「FLoC」(Federated Learning of Cohorts)の開発を停止し、新たに「Topics」と呼ぶ技術のテストを年内に開始すると発表した。 同社は、ユーザーのWebプライバシーを改善しつつ適切な広告を表示するための取り組み「Privacy Sandbox」の技術としてFLoCを開発してきたが、ユーザーを特定できてしまう可能性を指摘されたり、この取り組みが独禁法に違反する可能性があるとされたりと、批判が高まっていた。 Googleは「Topicsは、FLoCのテストからの学習と幅広いコミュニティからのフィードバックに基づいて、FLoCに代わるものとして開発する」と語った。 Topicsの大まかな仕組みはこうだ。Webブラウザが、ユーザーのWeb閲覧履歴に基づいて、そのユ
すし職人がレーンに皿を載せ、客がそれを取る──回転すし店では当たり前の動作だが、こんな動きから年間約10億件ものデータを集め、事業に役立てている企業がある。回転すしチェーン「スシロー」を運営するあきんどスシローだ。 同社は皿に取り付けたICチップを活用し、ネタの人気度や、どのすしがいつレーンに載り、いつ客に取られたかといった情報を収集。材料の発注や売れ筋商品の分析に活用し、フードロスの削減などに役立てているという。 スシローではどんな方法で皿からデータを集め、事業に役立てているのか。あきんどスシローのグループ会社で、同社の情報システム管理などを手掛けるFOOD & LIFE COMPANIES(大阪府吹田市)の坂口豊さん(情報システム本部部長)が、米Snowflakeの日本法人が開いたオンラインイベント「SNOWDAY JAPAN」(12月7~8日)で解説した。 レーンに隠したICリーダー
デジタル庁は10月26日、日本政府の共通クラウド基盤「ガバメントクラウド」として、「Amazon Web Services」と「Google Cloud Platform」を選んだと発表した。「公募に3社の応募があったが、セキュリティや業務継続性など350の項目を満たした2社を選定した」(同庁)という。 デジタル庁は今後、同庁のWebサービスなどをAWSとGCPで構成したマルチクラウド基盤に構築。他省庁の新システムなども、クラウド移行を行う場合はガバメントクラウドの活用を検討する。自治体のシステムの提供基盤も2025年度末までに共通化し、政府・自治体間のデータ移行や、既存システムの機能拡張をしやすくするとしている。 クラウド化により、各自治体のサーバ導入・運用コスト削減も見込む。複数の民間事業者がガバメントクラウド上に業務用アプリなどを開発し、自治体が状況に合わせて導入を判断できるようにす
米Amazon.comは9月9日(現地時間)、Amazonブランドの初めてのスマートテレビ、「Amazon Fire TV Omni」シリーズと「Amazon Fire TV 4」シリーズを発表した。いずれも10月に369.99ドル(約4万円)~1099.99ドル(約12万円)で発売する(日本で発売するかどうかはまだ発表されていない)。 Amazonはこれまで、テレビに接続するストリーミング端末を販売し、東芝などのメーカーとAlexa搭載テレビを提供してきたが、Amazonブランドのテレビはこれが初だ。Omniシリーズはハイエンド、4シリーズはより手頃なシリーズという位置づけ。 Omniシリーズは、43インチ(409.99ドル)から50、55、65、75インチ(1099.99ドル)の5サイズ。スペックは、解像度は3840×2160ピクセルの4Kで、HDR、Dolby Visionをサポート
8月19日午前8時過ぎに日本でも利用可能になったSpotifyの「Music + Talk」。Spotifyが扱っている商用音楽をポッドキャストの中で自由に使えるというものだ。ポッドキャストがラジオと同等になる、ポッドキャスト誕生以来、最も革命的な出来事だといってもいいくらいだ。 さっそくやってみたので、制作の流れを簡単に紹介したい。 使うのは、Anchor.fm。Spotifyが買収したポッドキャスト配信プラットフォームだ。PC、MacではWebブラウザで、スマートフォンではアプリが用意されていて、Music + Talkはどちらでも利用できる。 この中に、Music(Beta)という新機能が追加されている。これを使うと、通常のポッドキャスト制作フロートは違う、既存の楽曲を使ってポッドキャスト番組を作ることができるのだ。 今回はMacのWebブラウザでAnchor.fmにアクセスして使っ
「システムの起動そのものが不可能で、データ復旧の手段はない」――製粉大手のニップン(東証一部上場)は8月16日、7月7日に受けたサイバー攻撃の詳細と影響を明らかにした。 グループ会社を含むサーバの大半が同時攻撃を受け、バックアップを含む大量のデータが暗号化されて復旧不能に。外部専門家に「前例のない規模」と報告を受けたという。 財務システムも被害を受け、早期の復旧が困難なため、8月5日に発表予定だった2021年4~6月期の決算は、約3カ月延期。8月16日が提出期限だった四半期報告書の提出も、11月15日に延期する。 サイバー攻撃を受けたのは7月7日未明。グループの情報ネットワークのサーバや端末が同時多発的な攻撃を受け、大量のファイルが暗号化された。 ニップン単体の財務・販売管理データを保管しているファイルサーバに加え、グループ企業で同じ販売管理システムを使っていた11社と、同じ財務会計システ
米Googleは1月27日(現地時間)、米Appleが間もなく開始する予定のiOSアプリでのトラッキング許可画面表示義務付けへの対策について説明した。 Appleは昨年のWWDC 2020で、ユーザーのプライバシー保護の一環として、Apple製品向けのアプリ開発者に対し、アプリが他社のアプリあるいはWebサイトでユーザーをトラッキングしたり、IDFA(Appleが端末にランダムに割り当てるID)にアクセスするためにはユーザーの許可を得ることを義務付けると発表した。「iOS 14」リリースのタイミングで実施する予定だったが、「開発者に対応の時間を与えるため」機能の追加を延期している。 開発者は「AppTrackingTransparency」(ATT)フレームワークを使って、トラッキングしたり、デバイスの広告識別子にアクセスしたりする許可をユーザーにリクエストする。これにより、ユーザーの画面
言論の自由を掲げるSNS「Parler」のジョン・マッツェCEOは1月9日(現地時間)、サービスで利用している米Amazon.com傘下のAWSから、サービス提供を10日深夜に打ち切ると通告されたと自身のParley(Parlerへの投稿)で発表した。 ParlerはすべてのサービスをAWS上で運用しているため、サービス再開には1週間かかる可能性があるとしている。 Parlerは2018年立ち上げの、モデレーションをほとんどせず、「言論の自由を尊重する」と謳うSNS。昨年の米大統領選前後から、過激な発言でTwitterなどのアカウントを停止された保守派の人々などが大量に流入している。 米新大統領を承認する6日、連邦議会議事堂に乱入したトランプ氏支持者の多くはこのSNSで連絡を取り合い、「ペンスをまず殺れ」などと投稿していたと報じられた。 米Googleと米Appleは8日、Parlerのモ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く