筆者は先日、虫を食べた。去る11月23日に東京・中野で開催された「東京虫食いフェスティバル」でのことだ。今回で4回目になるこの通称虫フェスは、昆虫の採集でも観察でも飼育でもない、“虫を食べること”について焦点を当てたイベント。公式サイトには、「開催日は、勤労感謝の日。地球生態系における虫たちの働きに感謝する日でもあります」とある。何が何だか……。 プログラムを見ると、タイ・ラオスの最新昆虫食リポートや、食用昆虫科学研究会による活動報告といった研究寄りのプレゼンに始まり、昆虫料理研究家・内山昭一氏や昆虫食ポータルサイト「むしくい」管理人・ムシモアゼルギリコ氏、虫ガールブロガーのメレ山メレ子氏などが繰り広げる虫トーク、「星舟庭」による虫ソング&朗読のパフォーマンスまで用意されている。そして、最後には、世界初の「昆虫料理アワードグランプリ」を実食&審査するとのこと。 筆者は“ソッチ側”の人間では