政務活動費900万円余りをだまし取ったとして、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた元兵庫県議、野々村竜太郎被告(49)が24日午後3時から神戸地裁で予定されていた初公判に出廷せず、この日の裁判は延期された。弁護人は欠席の理由を「精神的に不安定になった」と説明。地裁は今後、改めて初公判の期日を決める。 主任弁護人の戸谷嘉秀弁護士は法廷で「被告は10日ほど前から精神科の病院に通院していた。今朝、家を出た際にマスコミ関係者と鉢合わせしてパニックになり、家を出られる状況ではなくなった。裁判を欠席したいという連絡がメールであった」と説明。これを受け、佐茂(さも)剛(たけし)裁判長は初公判の延期を決定。検察、弁護側と今後の審理予定などについて非公開で協議した。 刑事訴訟法は、被告人が公判に… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。