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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (80)

  • レア動画 まるで童話、アナグマとコヨーテの友情

    コヨーテとアナグマが親友のように土管の中を連れ立って歩く――童話の中の1ページで描かれそうな光景が撮影された。(参考記事:「コヨーテはなぜNYのバーの屋根に上ったのか」) This is the best thing you'll see all day! 🐾 Our wildlife cameras spotted a #coyote and #badger together — the first time this type of behavior has been captured in the San Francisco #BayArea.https://t.co/YDcnhyiWL1 pic.twitter.com/qZQgcbwtTk — Open Space Trust (@POST_fans) February 4, 2020 この映像は、米カリフォルニア州サンタクルー

    レア動画 まるで童話、アナグマとコヨーテの友情
    karatte
    karatte 2020/02/10
    「科学者として、友達という言葉は使いたくありません。でも、この2匹の野生動物は、互いがパートナーであることを理解しています」
  • ギャラリー:もはや芸術、ツタンカーメンの曾祖父母のミイラと副葬品 写真9点

    ツタンカーメン王の曾祖父イウヤのミイラ(右)は、古代エジプトの死体防腐処置技術の粋を尽くして作られている。イウヤとそのトゥヤ(左)は、死亡時50~60歳だったとみられる。夫同様、トゥヤは埋葬設備の碑銘から身元が判明した。彼女の名前に加え、王の着付け係、アメン神の歌姫、ミン神のハーレムを取り仕切る婦人といった肩書がヒエログリフで記されていた。(PHOTOGRAPH BY EGYPTIAN MUSEUM OF CAIRO) 「シャブティ」と呼ばれる木製の小像。いずれも高さ約30センチで、死後の世界で被葬者の召使になるとされる。こうした架空の使用人のために、彩色された木で特別な容器も作られた。(PHOTOGRAPH BY KENNETH GARRETT, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) トゥヤの内臓をミイラのように布で巻いた包みは、金箔を貼った石膏の小さなマスク(右

    ギャラリー:もはや芸術、ツタンカーメンの曾祖父母のミイラと副葬品 写真9点
    karatte
    karatte 2019/12/14
    3400年前のミイラにはとても見えないな
  • 衛星タイタンに存在?まったく新しい「有機鉱物」

    NASAの土星探査機カッシーニから送られてきた近赤外波長のカラーモザイク写真。土星の衛星タイタンの北極海に太陽光が反射する。(IMAGE BY NASA/JPL-CALTECH/UNIVERSITY OF ARIZONA/UNIVERSITY OF IDAHO) モーガン・ケーブル氏は、実験室にミニチュアサイズの地球外の環境を作っている。そのなかで、ショットグラス大の湖をかき混ぜたり、穏やかな雨を降らせたりして、土星の衛星タイタンの地表を再現するためだ。はるか遠いタイタンの気温はおよそマイナス180℃。水の氷でできた地表には液体のメタンやエタンの川が流れ、谷を作りだしている。(参考記事:「タイタンの赤道付近にメタンの湖」) 「ある意味、私たちはこの実験室でタイタンに触れることができます。たとえ何億キロと離れていてもね」とNASAジェット推進研究所(JPL)宇宙生物学・地球外海洋グループの科

    衛星タイタンに存在?まったく新しい「有機鉱物」
    karatte
    karatte 2019/12/10
    “ただし鉱物は、一般的に「地質学的な作用により形成される、天然に産出する固体」と定義されているため、正確にはまだ鉱物とは呼べない。実際に自然に形成されるかどうかは、今のところ未確認だ”
  • 800人分の骨が見つかった謎の湖、DNA分析した

    ヒマラヤ山脈、ループクンド湖の岸に人骨が散らばっている。(PHOTOGRAPH BY HIMADRI SINHA ROY) インド、ヒマラヤ山中の人里離れた高地に、考古学史上でも屈指の謎に満ちた湖がある。およそ800人分もの人骨が見つかっている「骨の湖」ループクンド湖だ。 この湖で、過去にいったい何があったのか。解明に挑んだ研究結果が8月20日付けで学術誌「Nature Communications」に発表された。しかし結果は、その謎をさらに深めるものだった。(参考記事:「古代エジプト、人骨が語る過酷な暮らし」) 驚きの分析結果 2000年代の初めに予備的なDNA研究がなされ、ループクンドの死者たちは南アジアにルーツがあるという結果が出た。また、放射性炭素年代測定により、人骨は紀元800年頃のものとされ、全員が1回の出来事で亡くなったと考えられてきた。(参考記事:「古代南欧で謎の「男性大量

    800人分の骨が見つかった謎の湖、DNA分析した
    karatte
    karatte 2019/08/25
    "新たな研究結果では、38人のうち23人は南アジアに祖先を持ち、紀元7世紀から10世紀にかけ、1回~数回の出来事で亡くなったと判明した。ところが、14人は地中海のギリシャとクレタ島に遺伝的祖先をもつ人々だった"
  • ブラックホールが中性子星を食らう瞬間、初観測か

    中性子星をのみ込むブラックホールの想像図。中性子星はブラックホールの周囲を回りながら、ブラックホールの強大な重力によって粉々に砕かれる。これは潮汐破壊現象と呼ばれる。(ILLUSTRATION BY DANA BERRY, NASA) およそ9億年前、あるブラックホールが、宇宙全体に反響するほど大きなげっぷをした。そして8月14日、このときに引き起こされた時空のさざ波が地球を通り過ぎた。これはかつて観測されたことのないタイプの衝突の証拠であり、宇宙の仕組みについて新たな知見をもたらしてくれる可能性がある。 今回観測された現象は「S190814bv」と名付けられており、ブラックホールと中性子星の合体によって引き起こされたと見られている。ブラックホールと中性子星は、どちらも星が爆発した後に残される超高密度の天体だ。ブラックホールと中性子星が連星になることは以前より予想されていたが、さまざまな望

    ブラックホールが中性子星を食らう瞬間、初観測か
    karatte
    karatte 2019/08/20
    "およそ9億年前、あるブラックホールが、宇宙全体に反響するほど大きなげっぷをした。そして8月14日、このときに引き起こされた時空のさざ波が地球を通り過ぎた"
  • 112歳の魚を発見、淡水魚の長寿記録を更新

    米サウスダコタ州のギャビンズポイント国立魚類孵化養殖場・水族館で撮影されたビッグマウス・バッファロー(Ictiobus cyprinellus)。放射性炭素年代測定法により、この種は知られている中で最長寿命の淡水魚であることが確認された。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) 寿命が100年を超え、大概の人間より長生きするであろう動物のリストに、吸盤状の口を持つ大型の魚が加わった。(参考記事:「最も高齢な動物たち、6つの例」) 放射性炭素年代測定法を利用した最新の研究で、なんと112歳のビッグマウス・バッファロー(Ictiobus cyprinellus)がいたことが判明した。論文は5月29日付けで学術誌「Communications Biology」に発表された。これまで知られていたこの種の最高年齢は26歳な

    112歳の魚を発見、淡水魚の長寿記録を更新
    karatte
    karatte 2019/08/06
    “これまで知られていたこの種の最高年齢は26歳なので、一気に4倍以上も記録を更新したことになる”
  • 天の川銀河、横から見るとねじれていた、最新研究

    カリフォルニアの山間の湖の上空に広がる天の川。銀河系の渦状腕の1つの中にいる私たちからは、ディスクの内側の密度の高い部分は星々の帯のように見えるが、銀河系の全体像を把握するのは難しい。(PHOTOGRAPH BY BABAK TAFRESHI, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 私たちの銀河(天の川銀河、銀河系)の星の地図をつくったところ、銀河の円盤部(ディスク)はフリスビーのように平らではなく、ねじれてゆがんでいることがわかった。ディスク内にらせん状に伸びる渦状腕(渦巻き状のパターン)を横から見ることができたら、S字状に曲げられたレコード盤に似ているだろう。(参考記事:「過去最大の3D宇宙マップが完成」) ポーランド、ワルシャワ大学のドロタ・スコーロン氏のチームが、このほど学術誌『サイエンス』に発表した論文によると「銀河系のねじれはかなり大きいので、横から見られれば、は

    天の川銀河、横から見るとねじれていた、最新研究
    karatte
    karatte 2019/08/05
    “ディスク内にらせん状に伸びる渦状腕(渦巻き状のパターン)を横から見ることができたら、S字状に曲げられたレコード盤に似ているだろう”
  • 東アジア最古の彫刻か、10万年以上前、作者は謎

    中国東部で最近出土した、刻線模様が彫られた親指ほどの大きさの2つの骨片のうちの1つ。これまで東アジアで最古とされていた抽象的な刻線模様よりも、さらに数万年さかのぼる。(PHOTOGRAPH BY FRANCESCO D’ERRICO & LUC DOYON) 今から10万年以上前、現在の中国東部にあたる地域で、ある古代の人類が、動物の骨に模様を彫り込もうと考えた。その彫刻家は、日光にさらされて硬くなった肋骨のかけらを選んで、7のほぼ平行な線を刻み込み、鮮やかな黄土色の顔料を塗りつけて目立たせた。 この小さな骨片に刻まれた直線が今、古人類学者の間に波紋を広げている。意図的に彫られた抽象的な線としては、東アジアで最古の可能性があるからだ。7月8日付けで学術誌「Antiquity」に発表された論文の内容が確かなら、これまで6万年前とされていた記録が打ち破られたことになる。 彫刻の作者がヒトの系

    東アジア最古の彫刻か、10万年以上前、作者は謎
    karatte
    karatte 2019/07/29
    "今回の標本をはじめ、今までに見つかっている同様の刻線が本当に何かを表現しているのかどうかや、仮にそうだとしてもこれらが高い認知能力の証拠として解釈できるのかどうかはわからないと指摘する"
  • 「アフリカ以外で最古の現生人類発見」に異論百出

    これら2つの化石は、わずか数センチしか離れていない場所で発見された。しかし、両者の年代には大きな開きがある。ネアンデルタール人(左)の方は17万年前、現生人類は21万年前と測定されている。(COMPOSITE IMAGE COURTESY OF KATERINA HARVATI, EBERHARD KARLS UNIVERSITY OF TÜBINGEN) 先日、ギリシャ南部の洞窟で見つかった頭骨が、21万年以上前の現生人類(ホモ・サピエンス)のものであるとする論文が発表されて話題になった。アフリカ大陸以外で発見されたものとしては、最古の骨だ。この論文は7月10日付で学術誌「ネイチャー」に掲載された。 これがもし確実なら、現代人と解剖学的に同じ人々が、最初にアフリカを出た経緯を解明する手がかりになるだろう。しかし、新たな証拠の信頼性に疑問を持つ専門家もいる。 「この頭骨がサピエンスの系統に

    「アフリカ以外で最古の現生人類発見」に異論百出
    karatte
    karatte 2019/07/20
    2ページ目のヒト族の分布図が興味深い
  • 世界最大の火山が覆る、日本東方沖の「タム山塊」

    かつて、米国ハワイ州にある面積5200平方キロメートルのマウナロア山は世界最大の火山と言われていた。しかし2013年に発表された論文で、日の東の海底にマウナロアをはるかにしのぐ、面積約30万平方キロメートルという世界最大どころか太陽系最大級の火山があると報告された。(参考記事:「太平洋の海底で世界最大の火山を発見か」) ところが、その論文の著者がタム山塊を再び調査したところ、どうもこれは単一の火山ではないようだという結論に達した。最新の論文は、7月8日付で科学誌「Nature Geoscience」に発表された。 「大変素晴らしい。科学とは、来こうであるべきです」。米オレゴン州にある米海洋大気局(NOAA)太平洋海洋環境研究所の海底地質学者ビル・チャドウィック氏は言う。「証拠が指し示す方向へ行ってみることです。たとえその証拠が、これまで自分の信じていたことと矛盾するとしても」。なお、氏

    世界最大の火山が覆る、日本東方沖の「タム山塊」
    karatte
    karatte 2019/07/18
    つまり、タム山塊は単一の火山ではなく、海嶺のように、海洋の地殻が大量に集積した場所ということになる。地殻の厚さは30キロメートルで、世界平均の4倍だ
  • 最後のメスが死亡、スッポン絶滅回避へ最後の望み

    4月12日、麻酔から目覚める途中に死亡したメスのシャンハイハナスッポン(中国の蘇州動物園で撮影)。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) 中国の蘇州動物園で4月、知られている限り最後のメスだったシャンハイハナスッポンが死亡した。残されているのは飼育下の1匹と野生の数匹のみで、種の絶滅に限りなく近づいている。 それでも、保護活動に従事する人々はあきらめていない。 野生生物保護学会(WCS)中国支部のディレクターを務めるアイミン・ワン氏は「私たちはまだ希望を捨てていません。別のメスを探しています」と語る。ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもあるワン氏は、淡水に暮らすカメとしては世界最大で体重100キロにもなるシャンハイハナスッポンを、雲南省の川で探し続けている。水質汚染や生息地の消失、違法取引が原因で

    最後のメスが死亡、スッポン絶滅回避へ最後の望み
    karatte
    karatte 2019/05/12
    "数年前、ハドソン氏らはまさにそのような経験をしている。中国でシャンハイハナスッポンを捜索していたとき、すでに捕まり、食べられたと判明したのだ。種を救いたければ、のんびりしている暇はない"
  • 血を噴きつけるキリギリス、アフリカ驚異の生命 写真15点

    アフリカ南東部、モザンビークのゴロンゴーザ国立公園が、内戦による15年間の荒廃から復活しつつある。(参考記事:「内戦で壊れたアフリカの自然は再生できるか モザンビークのゴロンゴーザ国立公園」) モザンビーク政府とグレゴリー・C・カー財団が提携して、密猟をほぼ完全に撲滅。完全に失われていた数種(シマウマやリカオン)を再導入し、ゾウ、インパラ、アフリカスイギュウといった動物たちの数を着実に回復させた。(参考記事:「牙のないゾウが増えている、原因は密猟」) こうした大型哺乳類は象徴的ではあるが、生態系の中ではごく一部でしかない。ゴロンゴーザの健全さを示すには、ほかの生き物たちについて知ることも大切だ。鳥や爬虫類、両生類、そして昆虫、クモ、サソリといった無脊椎動物たちの現状を、専門の科学者たちが調べている。

    血を噴きつけるキリギリス、アフリカ驚異の生命 写真15点
    karatte
    karatte 2019/05/08
    "攻撃されると、自分の血を相手の目に噴きつけることができるため、「射手」を意味するラテン語の種名(ナショナル ジオグラフィックのフォロワーがツイッターで投票して選んだ)が付けられる予定だ"
  • 常識覆す奇妙なカニの化石を発見、カニ界に激震

    新たに化石が発見された9000万年前のカニ、Callichimaera perplexaの復元図。史上最も奇妙なカニかもしれない。(ILLUSTRATION BY OKSANA VERNYGORA, UNIVERSITY OF ALBERTA) カニとは何か? カニをカニたらしめるものはいったい何だろうか? 奇妙なカニの化石の発見によって、その答えが簡単ではないことがはっきりした。さらに、大規模な遺伝子研究とあわせ、カニの進化にいま新たな光が当てられようとしている。 4月24日付けの学術誌「Science Advances」に、現在のコロンビアで発掘された約9000万年前の化石に関する論文が発表された。この場所で発掘された化石の保存状態は素晴らしく、1センチ以下の小さなエビが見つかるほどだ。そんなことは極めて珍しく、熱帯ではこれまでに数カ所しか見つかっていない。 この場所から、ある奇妙なカ

    常識覆す奇妙なカニの化石を発見、カニ界に激震
    karatte
    karatte 2019/04/27
    ちょっと待てカニ界なんて本当に存在するのか??
  • 死んだブタの脳を回復、脳死の定義ゆるがす研究

    保存されたブタの脳。このほど研究者たちは、肉用に解体されたブタの脳を使って脳の細胞機能の一部を回復させることに成功した。 死んだブタの脳の細胞機能を回復させることに、研究者が成功した。これは、脳疾患の治療に新しい可能性を拓くと同時に、現在の脳死の定義を根底から揺るがす研究だ。 米エール大学医科大学院の研究チームは4月17日付けで学術誌『ネイチャー』に論文を発表し、人工透析装置に似た「BrainEx」というシステムを開発したと報告した。BrainExは、死んだ脳に血流と酸素の流れを復活させる装置だ。 最初に断っておくと、研究チームは、この実験のためにブタを殺すことはしていない。彼らは、近隣の肉処理場から、用に解体されたブタの頭部を譲り受けたからだ。また、ブタの脳は生き返ったわけではない。意識を生み出すほど組織立った神経活動の兆候は見られなかったし、わざとそうなるように実験したからである

    死んだブタの脳を回復、脳死の定義ゆるがす研究
    karatte
    karatte 2019/04/19
    “また、ブタの脳は生き返ったわけではない。意識を生み出すほど組織立った神経活動の兆候は見られなかったし、わざとそうなるように実験したからである”
  • 20万年前の人類の歯、また正体不明、謎深まる

    中国、貴州省の峡谷が日の光に照らされる。この地域で見つかった歯の化石は、はるか昔にここの洞窟にいた人々が、人類の系統樹の謎多き枝の1つだった可能性を示している。(PHOTOGRAPH BY NOVARC IMAGES/ ALAMY) 中国南部、貴州省桐梓(とうし)県の洞窟で見つかった4の歯は、ずっと科学者たちを悩ませてきた。 1972年と73年、「岩灰洞」の底にたまった堆積物の中から、研究者たちが約20万年前の歯を発見し、当初はホモ・エレクトスと分類された。直立歩行し、初めてアフリカを出たとされていたヒト族(ホミニン)である。その後の分析で、これはホモ・エレクトスにはぴったり当てはまらないと示唆されたが、それを最後に20年近く進展がないままだった。 この不思議な歯を、現代の手法を使って再検討した研究結果が学術誌「Journal of Human Evolution」5月号に掲載される。論

    20万年前の人類の歯、また正体不明、謎深まる
    karatte
    karatte 2019/04/04
    “1つの魅力的な可能性は、この歯は得体の知れないヒト族の集団、デニソワ人ではないかというものだ。デニソワ人は少なくとも40万年前にはネアンデルタール人との共通祖先から分かれた旧人と考えられている”
  • 地球内部にエベレストより高い「山」を発見、研究

    ヒマラヤ山脈に踊る影。国際宇宙ステーションから宇宙飛行士が撮影した。(PHOTOGRAPH BY NASA) 地底には確かに山が存在した。まるでジュール・ヴェルヌの小説『地底旅行』のような話だが、ただし、これまでどのSF作家が描いてきた世界とも違い、その山は地球内部の層構造の一部である。 複数の巨大地震による地震波を分析した最新の研究で、地底の山の鮮明な姿が明らかになった。2月15日付けの学術誌「サイエンス」に発表された論文によると、地下660キロメートル付近の、マントルの上部と下部を隔てる境界面に沿って巨大な山々が連なっており、中にはエベレストより高い山もあるという。(参考記事:「謎の地震が世界を駆け巡る、20分超継続、原因不明」) 山はただ高いだけでなく、驚くほど起伏に富んでいた。この研究結果から、太陽系でなぜ地球だけが特殊な存在なのかを説明する手がかりも得られそうだ。 「既に多くのこ

    地球内部にエベレストより高い「山」を発見、研究
    karatte
    karatte 2019/03/28
    山の定義には当てはまらないのでは
  • 古代南欧で謎の「男性大量流入」、DNA調査で判明

    古代の狩猟採集民族の骨。DNAを解析した結果、この2体は偶然にも兄弟であることが判明した。この骨のおかげで、現在のスペインとポルトガルにあたるイベリア半島で、遺伝子が驚くほど複雑に混ざり合ったことがわかった。(PHOTOGRAPH BY JULIO MANUEL VIDAL ENCINAS) 人類の移動が始まって以来、現在のスペインとポルトガルが位置するイベリア半島は、アフリカ、欧州、地中海沿岸の文化が混じり合う場所だ。 8000年にわたるこのイベリア半島の古代人の遺伝的特徴をまとめた新たな論文が、遺伝学者と考古学者からなる111人の研究チームにより、2019年3月15日付けで学術誌「サイエンス」に発表された。論文によると、遺伝子は非常に複雑に入り混じっているという。また、約4500年前に謎の大移動が始まり、それだけで古代イベリア人男性のDNAが完全に一新されたことが示唆された。 いつ、ど

    古代南欧で謎の「男性大量流入」、DNA調査で判明
    karatte
    karatte 2019/03/19
    “Y染色体は紀元前2000年までにほぼ置き換わった。Y染色体を持つのは男性のみであるため、ステップ地帯から男性が大量に流入したことが示唆される”
  • 食事の変化が「f」「v」の発音を生んだ、研究

    ネアンデルタール人の男性の頭蓋骨。物の咀嚼により歯がすり減った結果、上下の前歯がぴったり合わさる切端咬合になっている。人類の歯のかみ合わせは、その歴史のほとんどの期間、切端咬合だった。(PHOTOGRAPH BY LIGHTREIGN, ALAMY) 「f」や「v」の発音は、事の変化によって生まれたのかもしれないとする研究成果を、スイス、チューリヒ大学の言語学者のチームが3月15日付け学術誌「サイエンス」に発表した。 生体力学と言語学的証拠にもとづいた今回の研究によると、農耕の開始にともなって柔らかい物をべることが増えた結果、人類の歯のかみ合わせが変化し、「f」と「v」の音を発音しやすくなったというのだ。「私たちの研究をきっかけに、言語の特徴の一部が生物学と文化の間にあるものとして研究されるようになってほしい」と、論文の筆頭著者のダミアン・ブラーシ氏は語る。(参考記事:「べ物で顔

    食事の変化が「f」「v」の発音を生んだ、研究
    karatte
    karatte 2019/03/18
    農耕がなければファックやヴァギナ(正確にはヴァジャイナ)も違う発音になっていたかも
  • 第4回 生命誕生の鍵を握る驚異の「リボソーム」

    前回のペプチド(短いタンパク質)と鉄・硫黄クラスターの話は、主に代謝にかかわる話として理解していたところ、最後は「卵が先か、鶏が先か」のジレンマが出てきた。エネルギー代謝とセントラルドグマ、つまり、代謝系と翻訳系が両輪になっていないといけない、と。 藤島さんの関心は、まさにそういった「両輪」の秘密をめぐる部分へと進む。 キーワードは、「リボソーム」だ。 高校の生物を学んだ人なら、「タンパク質を合成する工場」として記憶しているだろう。DNAから転写されて運ばれてきたタンパク質の設計図を、ここで翻訳してひとつひとつアミノ酸をつないで合成する。こんな精巧な仕組みがどうやって出来上がったのか素人考えでも不思議だし、プロの生物学者たちはもっと不思議に思ってきたらしい。だから、リボソームの起源は、長年の謎とされる。 「僕がおもしろいと思うのは、このリボソームというのは、実はそれ自体、RNAとタンパク質

    第4回 生命誕生の鍵を握る驚異の「リボソーム」
    karatte
    karatte 2019/03/07
    “原始地球の頃からRNAとタンパク質の紐が共存していて、両方の紐が同時にあることがお互いにそれぞれ有利に働くような共進化が働いて、そのおかげで徐々に大きいリボソームのようなものができてきたんじゃ”
  • 「生きた化石」カブトガニ なんとクモの仲間だった

    カブトガニ。米ニュージャージー州マネー島で撮影。現生種は4種で、古代からほとんど姿が変わっていない。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) 「生きた化石」として知られるカブトガニは、実はクモと同じ仲間であることが、新たな研究で示唆された。 2019年2月14日付けで学術誌「Systematic Biology」に発表された論文によると、カブトガニはクモやサソリ、ダニなどと同じクモ綱(クモガタ綱とも)に属するという。この研究では、カブトガニ類とクモ綱の生物について膨大な遺伝子解析を行い、その結果をもとに最も妥当と思われる系統樹を作り上げた。 (参考記事:「米東海岸でカブトガニの個体数調査」) 「系統樹を描くとき、これらのグループを分類するのは常にやっかいな問題でした」と研究リーダーを務めた米ウィスコンシン大学マデ

    「生きた化石」カブトガニ なんとクモの仲間だった
    karatte
    karatte 2019/03/02
    「カブトガニ類はすべての節足動物の祖先とされる三葉虫のような海生生物から進化したと考えていました。しかし今回の結果を踏まえるとカブトガニの祖先は陸に生息していて、かなり小型だったと考えられます」