ソニーの新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program(SAP)」はこれまでに数多くの製品を生み出し続けてきた。なぜ、新規事業の種をつくり続けられたのか。その背景には何があるのか紐解く。 2016年1月、米ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「CES」。ソニーの展示ブースには、新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program(SAP)」が生み出した製品が数多く並んでいた。 電子工作ブロック「MESH」、文字盤とベルトの柄を替えられる腕時計「FES Watch」、電子ペーパーを用いて多数の家電を操作できる多機能リモコン「HUIS(ハウス)リモートコントローラー」、5種類の香りを持ち運び、どこでも香りを楽しめるスティック型アロマ噴出器「アロマスティック」ー。いずれもソニーの既存事業では想像できない、新たな分野の製品だ。 会場で行われた