ヤフーを通じて、日々のニュースに接するという人が多くいます。数あるプラットホームの中でも、日本でのヤフーの存在感は圧倒的です。すでにニュースのインフラとして機能している彼らは、ジャーナリズムの一部を担っているといっても過言ではないでしょう。そういう重要な位置にあるヤフーは、フェイクニュースやステルスマーケティングの問題をどう考えているのか。さらには、ジャーナリズムの将来について、どのような見解を持っているのでしょうか。コンテンツ部門を統括している片岡裕・執行役員メディアカンパニー長にお話を伺いました。 ――片岡さんは現在、ヤフーの中でどういうお立場なのでしょうか? 昨年3月まではニュースの責任者で、ニュースの事業本部長を務めていました。また、メディアカンパニーの中にいくつか事業部門があるのですが、その中の「ニュース・スポーツ」を担当していました。そして、4月からはメディアカンパニー長として