経営レベルでデザインを取り入れることへの関心が高まる一方、その大きな考えに則ってプロダクトやサービスのUI、プレゼン資料に至るまで、細部へデザイン思考を浸透させていく必要があります。 ビジネスパーソンにとって最も身近な表現手段の一つ、プレゼン資料を例に、アマナのアートディレクター・片柳満が“「伝わるデザイン」を考えるための基本”を解説します。 ビジネスにおける「デザイン」とは何か? “デザインとは、橋の形を考えることではなく、向こう岸への渡りかたを考えることだ” 世界的なデザイナー、ディーター・ラムス(※)の言葉にあるように、デザインの本質的な目的は、他者に伝わることであり、色や形といった目に見える造形をどう表現するかは、そのための手段でしかありません。単におしゃれなデザイン、かっこいいデザインであればいいというわけではなく、何を伝えたいのか、何を成し遂げたいのかという目的に即したデザイン
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