大竹 剛 日経ビジネス記者 2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中 この著者の記事を見る
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
モノが売れない時代といわれて久しい。最近ではTwitterやFacebookといった新たなコミュニケーションメディアも登場し、有効なアプローチ方法についてはまだまだ暗中模索の段階にあるようだ。こうした中、自社製品・サービスの開発において、より良い製品を作るプロダクトアウト型でも、顧客の声に耳を傾けて作るマーケットイン型でもうまくいかない、と悩む企画担当者は少なくないようだ。いま求められるのは、今までのコミュニケーション方法を一回リセットし、新たな発想で消費者と向き合うことではないか。電通・グーグルなどでマーケティングや広告セールスを手がけたスケダチの高広伯彦氏はそう指摘する。 同志社大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程修了(社会学修士)。博報堂、電通で主に営業、メディア開発やインタラクティブ・マーケティングなどに従事したのち、グーグル日本法人へ移籍。広告商品のマーケティングやYouTub
「ニコニコ動画はたまたま当たったと思っている人は多いだろう。危ないところに踏み込んだから成功したと思いたがる人もいるだろうが、そうではない」――ニコニコ動画を運営するドワンゴの川上量生(のぶお)会長は言う。 才能ある技術者1人が思いつきで作り、大ヒットしたネットサービスは少なくない。ネット業界では、そんなサービスや開発ストーリーがもてはやされる傾向もある。だがニコ動は全く違った。 社内で半年にわたる議論を重ね、プロトタイプを作り、あらゆるリスクを考え、準備万端でリリースしたのだ。 モバゲーを作りたかった 2006年始めごろ、ドワンゴは次の一手に悩んでいた。 過去には携帯ゲームや着メロ、着ボイスでヒットを飛ばしていたが、着うたの急拡大で着メロが失速し、06年の連結決算が赤字に転落。次の手は待ったなしだった。 チャレンジは繰り返していた。携帯向けのストリーミング放送サービス「パケラジ」や、携帯
Google Japanが企画して始めたコンテンツ「急上昇ワード」のプロモーションが、自身のガイドラインで禁止している「有料リンク」と見なされる「ペイパーポスト=Pay Per Post(ブロガーに対価を払って記事を書いてもらうこと)」であったと公表した。これにより、Google.co.jpのページランクはGoogle本体より9から5に下げられた。 この一連の出来事は、クチコミマーケティングのあり方を巡って議論を巻き起こし、大きな騒動となっている。 騒動の原因は、Googleが自らにペナルティーを科したこともさることながら、プロモーションを委託されたプロモーション会社が、「今回のプログラムはペイパーポストには該当しない」というコメントを発表したことがさらに論議を呼んだ。 ネットマーケティングの手法として注目を集めた「クチコミ」。『そんなんじゃクチコミしないよ。』(技術評論社)の著者でもあり
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