『All You Need Is Kill』を見てきた。日本のライトノベルが原作の映画だ。ハリウッドにありがとうしないといけない作品だと思った。 原作を最大限にリスペクトしながら、間口の広い娯楽大作に仕上げていた。小説の映像化では「原作とどちらがいいか?」と議論になりがちだ。が、本作では甲乙つけがたい。もしも原作の舞台が日本ではなくヨーロッパだったら? もしも主人公が新兵ではなく転落した将校だったら?そんな「もしも」を描いた別バージョンとして楽しめる。換骨奪胎した劣化版などではなく、「これは間違いなく『All You Need Is Kill』だ」と断言できるすばらしい作品だった。 All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫) 作者: 桜坂洋出版社/メーカー: 集英社発売日: 2013/04/05メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る