■神奈川県・埼玉県等 ゲームソフトの「有害」指定 保護者は判断力の育成を重視 残虐性を理由にゲームソフトへの規制が広がりつつある。2005年6月にゲームソフト「グランド・セフト・オートⅢ」を個別指定した神奈川県に続き、埼玉県、茨城県、石川県などでも、条例強化や個別指定が検討されている。 しかし、保護者の多くは別の対応策を求めている。東京都が2002年3月に発表した『青少年をとりまくメディア環境調査報告書』には、暴力的なゲームへの対応策を小・中・高校生の保護者に問う項目が含まれていた。「とてもそう思う」あるいは「ややそう思う」と答えた割合は、どの学年の保護者も「子ども自身の判断力を育てる」が最も多く、「法的な規制をすべき」が最も少ない。 ゲームソフトに関する施策例として神奈川県は2005年5月、県児童福祉審議会社会環境部会において、1.条例に基づく「個別指定」、2.条例の見直しによる「包括指