@IT自分戦略研究所が実施したアンケートでは、およそ36%のITエンジニアが腰痛で悩んでいる。 ITエンジニアがパソコンに向かううえで欠かせない環境の1つである「いす」。1日の大半をともにする、人間の体に最も接触している物体である。体に合ういすとは何か、正しい座り方とはどういうことなのか、真剣に考える必要があるのではないか。 今回、いすを中心にエルゴノミクスを研究している、早稲田大学名誉教授でエルゴシーティングのCEOの野呂影勇氏にお話を伺った。 このエルゴノミクスとは、人間と機械のかかわり(調和)を考える人間工学であるが、最近ではエルゴノミクスの対象が、ソフトウェアからものづくり研究へ広がっているという。いすや文房具などハードウェア面を含めたものづくりが行われている。 正しいとされる座り方「背骨をS字に保つ」はうそ? エルゴシーティングCEO/早稲田大学名誉教授 野呂影勇氏 早稲田大学理
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