KDDIは、auの携帯電話・スマートフォンに内蔵する絵文字を夏モデルからリニューアルする。主要な絵文字をNTTドコモのものに統一し、その他の絵文字もドコモのデザインをベースにしたシンプルなものに置き替える。アニメーションのある一部の絵文字はデコメ絵文字で代替する。KDDIはなぜ今になって絵文字をリニューアルするのか。なぜドコモに合わせるのか、ドコモの絵文字の権利は誰が持っているのか……。絵文字のリニューアルにまつわる疑問を整理していくと、「そもそもケータイの絵文字はどのようにして生まれたのか」という1つの問いに行き着く。今回は、この問いに答えられる人物にインタビュー。NTTドコモ出身で、現在はバンダイナムコゲームスに所属する栗田穣崇(くりた・しげたか)氏。「iモード」を作り上げた1人でもあり、絵文字の生みの親ともいえる人物だ。 実は今回のauの絵文字リニューアルも、この栗田氏がすべての絵文