りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASONの開幕を目前に控えた選手たちにアンケートを実施。各選手から個性あふれる回答が届きました。今回は宇都宮ブレックスの選手たちの回答を紹介します。 1.今シーズンの個人的注力ポイントは? 2.今シーズンの注目選手は? 3.最近ハマっていることは?
バスケットボール男子日本代表の挑戦は、グループBの3試合で終わってしまった。日本は7月27日(以下現地時間)のドイツ戦を77-97で終えると、31日のフランス戦はオーバータイム(延長)にもつれ込む激闘の末に90-94で敗れた。 8月2日に対戦したブラジルは、オリンピック最終予選でラトビア(世界ランク6位)を退けて勝ち上がっている。ただ、連敗していたチーム同士でもあり、日本にとってはもっとも手の届きそうな相手でもあった。ブラジルを下してグループBの3位に入れば「ベスト8入り」の目標達成に大きく前進するはずだった。 ただし八村塁がブラジル戦の直前に古傷の左ふくらはぎを傷めてチームを離脱。日本はチーム最高のタレントを欠いて、大一番へ臨むこととなった。 富山市立奥田中の2学年先輩でもある馬場雄大は、八村の様子とやりとりをこう振り返る。 「チームに帯同したかったというところで、彼もすごく落ち込んでい
「アジア1位になってパリ2024オリンピックの出場権を獲得する」 男子日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチ(以下HC)が、日本、フィリピン、インドネシア共催の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023(以下ワールドカップ)」の出場にあたり掲げた目標だ。 目標達成のため、日本代表は2カ月以上にも及ぶ強化合宿を行い徹底的に鍛え上げた。さらにワールドカップに出場できるロスター12名に残るためのサバイバルを施し、それを経験した選手たちはメンタル面でもタフになっていった。 その成果が現れたのが2試合目のフィンランド戦。男子日本代表としてヨーロッパのチームにワールドカップ、オリンピックを通じて初勝利を挙げると、ベネズエラ、カーボベルデにも勝利して、アジア1位の座を獲得。会場となった沖縄アリーナは歓喜の瞬間に包まれた。 バスケットボールのファンだけでなく、日本中を熱狂させた男子日本代表。今回はチー
米須玲音(よねす・れおと)が長いリハビリから復帰して関東大学バスケットボールリーグ戦のコートに立ち、元気な姿を見せている。長崎県出身で日本大3年の米須は、176センチのポイントガード(PG)だ。東山高時代にウインターカップで見せたプレーをご記憶のファンも多いだろう。 第72回大会は福岡第一に敗れてベスト4、第73回大会は仙台大明成に敗れて準優勝にとどまったものの、驚異的なアシスト力と華のあるプレーを見せていた。高3時の第73回大会は大会のベスト5にも選出されている。 高3のウインターカップ終了後、大学1年のシーズン終了後には川崎ブレイブサンダースの「特別指定選手」としてプロのコートも経験した。 しかし2022年は試練の1年だった。1月30日のレバンガ北海道戦で右肩関節脱臼を負い、まず大学2年春のトーナメントに出場できなかった。6月の新人戦は時間を抑えながらプレーしたが、夏に入って今度は右膝
5月中旬、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に向けた日本代表候補に名を連ねる比江島慎の姿が福岡県にあった。 所属する宇都宮ブレックスは2022-23レギュラーシーズン、32勝28敗で東地区3位。王者として臨んだシーズンだったが、「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」出場を逃す結果に終わった。中止となった2019-20シーズンを除き、過去5大会すべてに出場した比江島にとっては一足早いオフシーズン。日本代表合宿が始まるまでの時間を使って、地元に帰省していた。 目的は小さな頃から大ファンで、チケットを購入して1人観戦するほど応援しているという福岡ソフトバンクホークスの試合観戦、そして2018年4月21日に他界した母のお墓参りをするためだ。 初日はまず福岡PayPayドームへ。試合前の練習にて人生で初めてグランドレベルに降りると、続々と選手たちがや
現在開催中のFIBAバスケットボール・ワールドカップ(W杯)は、河村勇輝が日本ローカルの好プレーヤーから、「世界が知るポイントガード(PG)」に脱皮するきっかけとなっている。 8月27日の1次ラウンド・フィンランド戦で、河村は最大18点差をひっくり返す逆転勝利に大きく貢献した。この日の彼は25分11秒のプレータイムで25得点・9アシストを記録する大活躍。試合の終盤にはスーパーショット、スーパーアシストを連発してチームを勢いづかせた。特に213センチのNBAオールスター選手ラウリ・マルッカネンの「上」を高いアーチで破った残り2分40秒の3ポイントシュートはあの試合最大のビッグプレーだった。 その直後、アメリカから河村に賛辞が飛んできた。175センチの小兵ながらNBAで活躍したアイザイア・トーマスはX(旧ツイッター)でこう呟いた。「彼は最高だった!俺らスモールガードは団結していこう!」 河村は
「先生〜!」 滑りに来た一般の女性の人たちが手を振る。 それに、にこやかに、応対する。 大阪府立臨海スポーツセンターでフィギュアスケートの指導にあたる大西勝敬だ。 「いやいや、僕、やさしくなんて、もともとはないですからね」 と笑う。 これまで、2度、指導者の立場で五輪に行った。カルガリー五輪に加納誠と、そしてソチ五輪に町田樹と。 もともとは選手だった。指導者に身を転じてからの時間は長い。もうすぐ、40年に届こうとする。 大西は、しかし、意外な言葉を口にする。 「好きでもなかったのに、こんなに長く、よくやったなと思います」 では、何が大西をフィギュアスケートに、これほどまでに長く携わらせることになったのか。 大西がフィギュアスケートを始めたのは小学2年生のとき。当初はアイスホッケーをしていたが、フィギュアスケートに転じた。親の方針だったという。 以来、選手となった大西が指導者になったのは、法
2011年からフィギュアスケートの世界選手権を3連覇し、ソチ五輪では羽生結弦(ANA)と金メダルを争ったパトリック・チャンが競技に戻ってきた。1年間の休養を経て、出場した10月のジャパンオープンでは6選手中3位。ブランクを感じさせる演技となってしまったが、「今季は“積み上げる年”になると思います。パーフェクトとはいかないでしょう。どちらかと言えば、次の平昌五輪に向けて作り上げていく年ですね」と、24歳の元世界王者に焦りはない。 グランプリ(GP)シリーズ復帰戦となるスケートカナダでは、くしくも羽生と顔を合わせる。あくまで自分の演技に集中すると言いつつも、「ユヅルを意識しないわけじゃない」と対抗心ものぞかせている。再びトップ戦線に戻ってくるチャンに、現在の心境や休養中に得たもの、今後の目標などについて語ってもらった。 ――1年間休養して今季の試合を迎えるにあたり、今どんな気持ちですか? すご
また1人偉大なスケーターがリンクを去った。町田樹、24歳。今年2月のソチ五輪に出場(5位)し、それから約1カ月後の世界選手権では銀メダルを獲得した、日本男子フィギュア界の中心的な存在だ。そんな彼との別れは突然やってきた。 12月28日午後9時過ぎ。全日本選手権(26〜28日、長野・ビックハット)が終了したばかりのリンクでは、来年3月に開催される世界選手権(中国・上海)に出場するメンバー発表が行われていた。一番最後に名前を呼ばれた町田は大歓声とともに、青の衣装に身を包み颯爽(さっそう)とリンク中央に現れた。あいさつを求められると、神妙な面持ちで「皆さん、こんばんは。今回をはじめ、いつもわたくしのことを温かく応援してくださり、本当にありがとうございます。今日は世界選手権大会の代表発表の場に立つことができたことを光栄に思うと同時に、これまでわたくしを支えてくださった多くの方々に、感謝の思いでいっ
あふれ出る感情を抑えることができなかった。2度、3度と拳に力を込めてガッツポーズを繰り返す。いつもはクールな小塚崇彦(トヨタ自動車)が喜びを爆発させた。 「今シーズンはなかなかジャンプが決まらなかった。今回も小さなミスはしましたけど、最後までしっかり滑り切ることができました。自分自身でもうるっとくる、何かが気持ちに触れる演技でしたし、今後を前向きに考えられる結果だと思います」 12月27日に行われたフィギュアスケートの全日本選手権、男子フリースケーティング(FS)。前日のショートプログラム(SP)で6位と出遅れていた小塚は、FSで173.29点をたたき出す見事な演技を披露し、合計245.68点の3位に浮上した。 意地と気迫が生んだ“復活劇”だった。冒頭の4回転トウループはなんとか着氷。続くジャンプは事前に提出されていた構成ではトリプルルッツ+ダブルトウループの予定だったが、4回転を入れたコ
フィギュアスケートで村上と言えば、女子のエース・村上佳菜子(中京大)を連想する人がほとんどだろう。さらにダイスケと言えば、字は違うものの先日現役を退いた高橋大輔がまず思い浮かぶ。フィギュアスケートの知識がなくても彼らの名前と顔は多くの人が知っているはずだ。 しかし、今回この記事で取り上げるのは、同じ村上でも女子のエースではなく、同じダイスケでも引退したレジェンドでもない。村上大介(陽進堂)というひとりのスケーターである。 11月28日から行われたNHK杯(大阪・なみはやドーム)。男子で注目されていたのは五輪王者の羽生結弦(ANA)が、中国杯での負傷からどこまで回復しているか。またはスケートカナダでグランプリ(GP)シリーズ2勝目を挙げた無良崇人(HIROTA)が初のファイナル進出を決められるかというところだった。2年ぶりのGPシリーズ出場となった村上は、失礼を承知で言えば“日本人第3の選手
10月4日に行われたフィギュアスケートのジャパンオープンで、ひとり別次元の演技を見せたのがパトリック・チャン(カナダ)だった。冒頭の4回転トウループ+トリプルトウループ、トリプルアクセルを着氷させると、その後も次々にジャンプを決めていく。後半のトリプルフリップこそ、やや乱れたものの、演技が終了した途端、ガッツポーズを見せた。得点は178.17というハイスコア。2位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)に23点近くの差をつける圧倒的な力を示した。 もちろん彼の実力を考えたら、さほど目を見張る点数ではないのかもしれない。フリースケーティング(FS)の自己ベストより18点も低いし、昨季の序盤も同等の得点を記録している。驚くべきなのは、チャンが今季休養を宣言していることだ。3月の世界選手権を欠場したため、実戦は2月のソチ五輪以来となる。プレッシャーのかからない舞台ということは考慮に入れる必要はある
フィギュアスケートの世界選手権第3日は28日、さいたまスーパーアリーナで行われた。 男子フリースケーティングでは、ソチ五輪金メダルの羽生結弦(ANA)が、フリー191.35点、合計282.59点で初優勝を飾った。羽生はショートプログラム(SP)3位からの逆転V。2位はSP首位で世界選手権初出場の町田樹(関大)。フリー184.05点、合計282.26点で自己ベストを大きく更新した。 羽生は試合前、緊張していたことを明かしつつ「町田くんに勝ちたい気持ちが強かった。追いかける方が得意なので、良い気持ちで臨めた」、状況を強みに変えて勝利をつかんだ。 3位はソチ五輪4位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)でフリー179.51点、合計275.93点。3週間前に今大会出場が決まった小塚崇彦(トヨタ自動車)は、フリー152.48点、合計238.02点の6位だった。 以下は、男子優勝の羽生、2位の町田、3
失意を味わった代表選考、急きょ巡ってきた世界選手権出場など、激動のシーズンを過ごした小塚がこの1年を振り返ってくれた 【スポーツナビ】 小塚崇彦(トヨタ自動車)は終始リラックスし、穏やかな笑みを浮かべていた。取材日は世界選手権のエキシビション翌日。シーズンが終了し、重圧のかかる戦いから解放されたこともあったのだろう。冗談を交えながら、この1年を振り返ってくれた。 小塚にとって今季はスケート人生で最大の苦難に見舞われたシーズンだった。序盤は昨季から続くけがに悩まされ、思うような結果が出なかった。ソチ五輪出場を懸けた昨年末の全日本選手権では3位に入り選考基準を満たしながらも、代表の座は逃した。25歳となり去就も注目されたが、小塚が下した決断は「現役続行」。1月の四大陸選手権で2位となり、「せっかく自分の体を知ることもできたし、ここで引退するのは自分としても惜しいと感じたんです」と、その理由を語
驚異的なスコアで優勝したチャン(右)。2位羽生も「まだまだ今が勝負じゃない」と今後の戦いに臨む 【写真は共同】 16日のエリック・ボンパール杯男子フリー、パトリック・チャン(カナダ)がワールドレコードの大幅更新となる295.27点を叩きだした。日本男子の自己ベストは、高橋大輔(関大大学院)が276.72点、羽生結弦(ANA)が264.29点であることを考えると、驚異的な数字だ。このスコアを叩きだしたチャンのスケートの秘訣は、そして日本には勝算はあるのだろうか。 世界選手権3連覇のチャンにとって、この五輪は絶対に勝ちたい、いや勝たなくてはならない五輪になる。他の選手と同様だが、五輪シーズンの曲選びは非常に慎重に、戦略的に行われた。 ショートは、昨季のプログラム、ラフマニノフの『エレジー』を採用した。昨季のショートでは、チャンと羽生がワールドレコードを塗り替え合っており、高い評価を予想できるプ
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