「ワールド・フィギュアスケート」は、次号で創刊100号を迎えます。弊誌では、日本のスケーターのみならず、フィギュアスケート界で輝く海外スケーターたちの活躍もご紹介してまいりました。創刊100号にあたり、「WFSプレイバック」特集と題して、バックナンバーのなかから編集部がセレクトした珠玉の記事をお届けします。 第1回は、現在プロスケーター、世界王者のコーチとして大活躍するスイスの英雄ステファン・ランビエルさんが2005年世界選手権で初優勝したときの単独インタビューです。 2005年3月、ランビエルはモスクワで開催された世界選手権で初優勝を飾りました。翌年にトリノ・オリンピックを控えたモスクワ大会は、大会3連覇かつ4度目の優勝を狙う地元ロシアのエフゲニー・プルシェンコが優勝最有力と目されていました。当時、世界選手権では、予選、ショートプログラム、フリーと3回演技が行われていましたが、プルシェン