のだめと千秋先輩の関係は、トランプでいう8流しみたいなもの 取材・文:渡邉ひかる 写真:尾藤能暢 二ノ宮知子原作の同名コミックを映像化し、高視聴率をたたき出したテレビドラマ「のだめカンタービレ」。その映画版にして、完結編でもある『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』がいよいよ公開! 音大での日々を経て、クラシックの聖地ヨーロッパでの生活を送る主人公、のだめと千秋を演じた上野樹里と玉木宏に、2部構成の前編について話を聞いた。 ADVERTISEMENT のだめと千秋先輩の成長ぶりに期待Q:映画版におけるのだめと千秋先輩の見どころは? 玉木:前編に関して言えば、千秋は伝統あるオーケストラの常任指揮者を任されることになるんですが、それがものすごく駄目なオケで……。千秋はまじめな男なので、必死になってオケを立て直そうとするんです。でも、それによってのだめとの関係にズレが生じ始める。その二つの局面が