鹿島アントラーズが、ホーム開幕戦で今季初勝利を挙げた。 後半33分。右のスローインから、途中出場のFW鈴木優磨が鋭いターンでDFファビオを交わした。そして、中へ速いクロスを送る。そこにFW金崎夢生が飛び込んだ。滑り込みながら左足で合わせて、待望の先制点。「優磨のクロスが良かったんで、合わせるだけでした」。ACLのアウェー水原戦でもアシストしてくれた相棒に感謝した。 頼れる主将のMF小笠原満男が昨年8月26日のC大阪戦以来、約半年ぶりにリーグ戦のピッチに立った。DF昌子源は「(小笠原)ミツさんは展開力があるし、ここに来るっていう(守備の)予測が鋭い。何回ヤット(G大阪MF遠藤保仁)さんに行ったか。1人でスイッチを入れるから、それを制限したくなかったので極力、自由にやってもらった」と言う。 その存在感は絶大だった。ボランチでコンビを組んだMF三竿健斗は「いるだけでチームが落ち着くし、満男さんに