経済の「道徳」を考えるなら からつづく 「日本人が日本人であること」に誇りをもてなくなったのはなぜでしょうか。 小泉・竹中が重用したオリックスの宮内は 「北海道には人口が多すぎる。費用対効果から考えてもっと都会に住むべきだ」 という発言をしています。つまり、極端にいえば限界集落は全部つぶれればいい、地方は切り捨てて当たり前という考えだということです。 こうした考え方に「国土」という概念がありません。「国土」という概念がない人間たちにまともな「ナショナリズム」など生まれようがありません。 小泉が自民党史上、最低の総理(しかしその後もっとひどいのが続いているが)である理由は「実より名」を取る男だったからです。それまでの自民党はさまざまな問題をはらみながらも「名より実」を取ってきました。小泉はそれをすべてひっくり返した。それも、いい方向になら結構ですがそうではありません。 「官から