以下に引用するのはブログ「Munchener Brucke 」氏の「保守論壇分析」であるが、なかなか鋭く、小生の主張とも重なる部分が少なくないので、参考文献、参考資料としてお読みいただきたい。中でも、「共通していえることは、「古い保守」世代が冷戦構造、55年体制から脱却できておらず、その時代の対立構造を引きずっており、左翼に対する敵対意識が過剰な点が挙げられる。「古い保守」はアメリカ=味方である。日米安保体制は揺るぎないものだ。自衛隊は仲間である。といった意識が過剰である。」という分析は、問題の本質を的確に捉えていると言ってよい。さらに、「「古い保守」の場合、劣化というより言論としての賞味期限が切れて受け入れられなくなったと考えたほうがいい。その意味では「古い保守」は「古い左翼」と同じ運命を辿っているのである。ただ彼らは世の中が右傾化していることを過信して、自らの言説の賞味期限切れに気づか