前代未聞の事件が起きた。自らの描いた事件の構図に沿うように検察官が証拠を改ざんしたというのだ。事件の第一報に接した時、かつて懇意だったA検事とB検事の口ぐせを思い出した――。 筆者は若かりし頃、西日本のある県で検察担当記者をしていたのだが、夜回り先のひとつにA 、B検事の自宅である国家公務員宿舎があった。両氏とも口癖は「筋の悪い事件ばかりやらされる(担当させられる)地方はもう御免だ」。 事件の筋が悪いのには「れっきとした」理由があった。警察庁から出向してくるキャリアの県警捜査2課長がとんでもない事件を持ち込でくるのである。捜査2課とは主に汚職などの知能犯を扱う。2課長は警察庁から来るキャリアか準キャリアのポストだ。 東大法学部出身のキャリアは、たいがい2年で地方の県警から本庁に帰る。出世のため地方で成績を挙げたい彼らは、難しい事件を一件でも多く挙げたい。A、B検事と同時期に県警に赴任してい
東京・渋谷の高級フランス料理店「シェ松尾」が経営難に陥り、事業を譲渡することが分かった。創業30周年を迎えた矢先のこと。不景気で接待が減り、フレンチの名門老舗もそのあおりをうけたようだ。 東京商工リサーチが2010年9月17日に明らかにしたところによると、シェ松尾およびグループ会社のシェ松尾エンタープライズは「9月中旬以降の資金繰りの目処が立たず事業継続が困難となったことから、事業支援会社に事業を譲渡。9月16日、事業譲渡及び債務整理に入る」旨の通知文を関係先に送付した。ただ、その後も営業は継続している。 J-CASTニュースの調べでは、渋谷の松涛レストランを除く事業全体が中華料理店を運営するホーコーフーズ(東京・中央区)に譲渡されることが分かった。 企業の接待減少が原因か シェ松尾は、シェフの松尾幸造氏が渋谷区松涛の高級住宅街に佇む洋館を改装し、1979年に営業を開始した。当時は邸宅レス
県は21日、県内の基準地価を公表した。県全体では平均3・8%下落し、世界経済危機などの影響を受けた前年度より下げ幅は縮小したものの、下落傾向は続き15年連続となった。一方、九州新幹線全線開業を控え、熊本駅周辺では住宅地1地点で上昇、商業地1地点で横ばいとなった。【結城かほる】 ◇住宅地(332地点) 平均変動率はマイナス3・4%で13年連続で下がったが、下落幅は前年度から0・1ポイント小さくなった。最高価格は熊本市新屋敷1丁目の15万8000円で、89年の調査地点選定から22年連続。 JR熊本駅西側の熊本市春日5丁目は唯一地価が上昇した。新幹線効果は、分譲地開発などが進む熊本駅や熊本城の周辺で徐々に地価に表れているという。一方、玉名市など他地域については「新玉名駅周辺には調査地点もないが、玉名は在来線との接続が悪いため、効果らしい効果はまだ出ていない」(伊牟田徹・不動産鑑定士)という。 横
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