民主党の細野豪志政調会長は29日、地元の静岡県三島市で開いた国政報告会で「万が一、3年後に『細野やれ』と言われた時に、準備ができていて『分かりました』と言える政治家でありたい」と述べ、野田佳彦首相の党代表任期が満了する3年後の代表選出馬に意欲をにじませた。 細野氏は、先の代表選で出馬を断念したことについて「備えなきものは首相になるべきではないと痛感した。自分に備えがないと明確に自覚した」と振り返り、「外交のイメージはあるが、内政はまだ十分備えていない。仲間と議論したい」と述べた。そのうえで「いざ政権を運営する時は核となるチームがないと前に動かない」との認識を示し、近く発足させる勉強会を通じ、将来への構えを作る考えを示した。【笈田直樹】