民主党の前原誠司前政調会長は二十九日、神戸市内での会合で、「原発ゼロを目指すか目指さないのかが、次の選挙で自民党との大きな争点になる。われわれは原発のない社会を目指すとの意思は揺るぎない」と述べ、党が掲げる「原発ゼロ」を次期衆院選での最大の争点とする考えを示した。
民主党の前原誠司前政調会長は二十九日、神戸市内での会合で、「原発ゼロを目指すか目指さないのかが、次の選挙で自民党との大きな争点になる。われわれは原発のない社会を目指すとの意思は揺るぎない」と述べ、党が掲げる「原発ゼロ」を次期衆院選での最大の争点とする考えを示した。
金曜日夜に首相官邸前で脱原発を求める抗議活動を主催している「首都圏反原発連合」は、十月二日夜に自民党本部前でデモを行う。次期衆院選で自民党が政権復帰するとの見方が広がる中、官邸以外にも活動の場を広げ、同党の原発推進の姿勢にストップをかけたいとしている。 反原発連合は二十五日、都内の経団連会館前でもデモを行い、主催者発表で千三百人が参加した。十月二日夜のデモについてはネットなどで参加を呼び掛ける。二十八日には同連合とは別に、自民党本部前で約二十人規模のデモがあった。 自民党は同日、安倍晋三総裁率いる新体制がスタート。先の総裁選では五人の候補がそろって原発容認の姿勢を示している。政調会長には、経済産業省への影響力が強く、原発維持派の有力議員である甘利明元経産相が就任。これに伴って、党の原子力政策は原発維持の方向をさらに鮮明に打ち出すことも予想される。
自民党に安倍晋三新総裁が誕生したことで、「(『日本維新の会』率いる)大阪市の橋下徹市長は絶体絶命の危機」「民主党にとっては、願ってもない再生のチャンス」と前回、この欄で書いた。 安倍氏と橋下氏は「元総理の孫」と「恵まれない境遇からはい上がった」という違いはあるが、よく似ている。 戦後民主主義的な価値観や、中国や韓国など周辺諸国への特殊な配慮の否定をためらわない。敵と味方を峻別して露骨な攻撃をするし、意味は不明瞭でも言語明瞭。橋下氏がツィッターでつぶやけば、安倍氏は昭恵夫人ともどもフェイスブックの人気スターだ。さらに、安倍氏は脱原発を打ち出して、維新の会にくさびを打ち込んでいる。 一方、消費税増税には景気回復が条件だとして、みんなの党の支持基盤にも食い込む。 こうなると、もともと、ヨーロッパ的な感覚では極右に分類されそうな維新の会も、ネオコン(新保守主義)の臭いがあるみんなの党も存在
関連トピックス野田佳彦岡田克也尖閣諸島 野田佳彦首相(民主党代表)は29日、岡田克也副総理と藤村修官房長官を留任させる方針を固めた。玄葉光一郎外相も留任させる方向。また、田中真紀子元外相を閣僚に起用する検討に入った。首相は1日に内閣改造を行い、皇居での認証式を経て同日中に野田第3次改造内閣を発足させる。 野田首相は29日、首相公邸で岡田、藤村両氏と会談し、改造人事について意見交換をした。消費増税法を牽引(けんいん)した岡田氏と、輿石東幹事長との関係が良好で自民党との調整役も果たしてきた藤村氏は留任。尖閣諸島や竹島問題などをめぐる外交の継続性から、玄葉外相も留任で調整している。 田中氏は自民党時代に科学技術庁長官や外相を務めたが、3年前の政権交代直前に民主党に入った。日中国交正常化を果たした当時の田中角栄首相の長女で、今月27日には中国側に招かれて日中友好団体代表らと訪中した。田中氏の
“丸目”の愛称で長く親しまれた東武鉄道の「8000系」車両が29日、デビュー当時の復刻版カラーで登場し、臨時電車として運行を開始した。11月25日までの土日祝日限定で、野田線大宮-伊勢崎線とうきょうスカイツリー間を1日1往復、直通運転する。 8000系は昭和38年から通勤電車として東武各線で運行し、JRを除く鉄道会社では最高となる712両が生産された。ヘッドライトが丸く、丸目の愛称で親しまれたが、昨年6月までに全車両が引退した。 今回は、デビュー当時のオレンジ色とクリーム色のツートンカラーに塗装した8000系車両を、さいたま市内から東京スカイツリーへ乗り換えなしで行ける臨時直通電車として運行する。29日の初日は、懐かしの車両を目当てに多くの鉄道ファンらが詰めかけた。 乗車した東京都北区の会社員、興(おき)津(つ)公三さん(52)は「新入社員時代、この色の電車で出かけた。記憶がよみがえる」と
29日午後4時50分ごろ、大阪市西区靱本町3の中国駐大阪総領事館で、徒歩で近づいてきた男2人が建物のシャッターや壁面に消火器を噴射し、墨汁が入ったペットボトルを投げつけた。周辺を警戒していた大阪府警機動隊員が2人を取り押さえ、建造物損壊容疑で現行犯逮捕した。府警によると、2人は別々の右翼団体の幹部で「尖閣の問題で頭に来ていた」などと供述している。 府警によると、逮捕されたのは、建築請負業、岸元匡貴(40)=大阪市旭区新森7=と解体業、高橋英樹(40)=同府守口市藤田町1=の両容疑者。2人は同日午後2時から総領事館周辺であった中国への抗議デモに、他の右翼団体構成員ら約100人とともに参加していた。2人はデモが終わって現場を離れた後、戻って消火器を噴射するなどしたという。【松井聡】
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