維新の党が支援を見送った山形市長選(9月13日投開票)の立候補予定者を柿沢幹事長が応援した問題を巡り、党内の混乱が続いている。 松野代表が柿沢氏続投を明言しても、柿沢氏の辞任を公然と求める松井一郎顧問(大阪府知事)は批判を弱めず、亀裂は深まるばかりだ。沈黙を守る橋下徹最高顧問(大阪市長)の言動が、今後注目を集めそうだ。 柿沢氏は民主、共産などが推す立候補予定者の応援に行く際、中止を求めた松井氏に「覚悟をもって行く。行く限りは責任もとる」と語ったとされる。松野氏は柿沢氏の続投を明言し、事態収拾を図ろうとしたが、「幹事長にはついて行けない」「まったく納得できない」などと、松井氏の怒りは収まりそうにない。