たとえば民主党(現民進党)や自由党に所属したある議員(すでに落選して引退)の事務所では、「秘書は事務所の冷蔵庫を利用してはならず、水道水しか飲んではいけないことになっている」と聞いたことがある。議員会館では各事務所の水道代や光熱費は国費負担。議員個人が負担しているわけではない。 それに対しミネラルウォーターは議員の負担だ。要するに「秘書に対してはビタ一文も出したくない」というほど議員がケチだということなのだ。この議員は着払い指定の宅配便の料金を、秘書に肩代わりさせていたことが週刊誌に報じられたこともあった。とにかくドケチなのである。 「腰を揉め」と強要 セクハラもあった。今では鬼籍に入った自民党のある議員は、当時70歳近くと高齢だったが、大学院生だった若い女性秘書を宿舎に呼び付けて寝室で「腰を揉め」と強要。その女性秘書は、その事務所を辞めて大学院に戻った。 同秘書は、しばらくして別の自民党