サケが全国で記録的な不漁に陥っている影響で、群馬県内で受精卵の配布や稚魚の放流会を中止する団体が相次いでいる。漁獲量の減少に伴い、数年前から受精卵を確保しづらい状況が続いており、各団体は各地の漁協に問い合わせるなど入手に苦心してきた。子どもたちの教育機会となる恒例行事を存続させるため、魚種を変更するなど知恵を絞って対応する団体もある。 高崎青年会議所(山崎誓大理事長)、生活協同組合コープぐんま(桐生市、大貫晴雄理事長)、館林市を拠点に活動する「渡良瀬川にサケを放す会」(山中一夫会長)は今季、受精卵を確保することができなかったため、それぞれ受精卵の配布と稚魚の放流会を中止とした。 いずれも関係者が各地の漁協に問い合わせるなど入手に奔走したが、必要な量を確保できなかった。高崎青年会議所は「35年ほど前から続けているが、中止は...
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