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ブックマーク / ameblo.jp/rintaro-o (12)

  • 緒方林太郎『慰安婦合意(国際法的アプローチから)』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 いわゆる慰安婦問題に関する日韓合意について、韓国側の報告書が出ました。裏合意があったとか、合意のプロセスに問題があったといった内容です。これらをちょっと整理してみたいと思います。 まず、これは「合意」です。日韓双方が「合意」という言葉を使っています。条約(国際法)としての合意とまで言えるかといえば、憲法第73条における内閣の条約締結権に基づくものではなく、国会承認や閣議決定を経ているわけではないので、条約ではありません。しかし、国家間の合意であるため、かなりそれに近いものだという事は出来ると思います。 という前提に立ちつつ、近似的にではありますが、条約を作る時のルールであるウィーン条約法条約になぞらえてみても問題は無いと思います。第五部

    緒方林太郎『慰安婦合意(国際法的アプローチから)』
    kechack
    kechack 2017/12/29
  • 緒方林太郎『選挙と財政』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 先の総選挙では落選しました。得票、惜敗率とも前回より伸びていましたが、小選挙区のみならず、九州沖縄比例ブロックでも引っ掛からないくらいの惨敗でした。多くのお支えいただいた皆様に感謝申し上げます。 これで一私人となりましたので、少し今回の総選挙で感じたことを書いていきたいと思います。私はかねてから日の財政の継続性について強い危機感を持ってきました。このままだと日の財政は2025年までには確実に持続性を失うという危機感です。 まず、内閣府の中長期経済推計では、経済成長シナリオ(最も楽観的な成長率)ですら、2025年以降はGDP比での国の借金は拡散します(正確には、我々が何度要求しても2025年以降のデータを出さなかったのです。拡散するか

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    kechack
    kechack 2017/10/30
  • 緒方林太郎『軽減税率の利権化』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 軽減税率については色々な論点がありますが、あまり議論されないものとして「将来の拡大・利権化」ということはとても大きいと思っています。 軽減税率の先輩であるフランスを見ているとよく分かります。あの国では、概ねこんな感じで税率が決まっています。まず、土で言うと、税率は20%、軽減税率として10%、5.5%、超軽減税率として2.1%があります。それに加えて、コルシカ用、海外領土用と別途の税率が定められていることもお分かり頂けると思います。 ただ、実際には色々と複雑でして、例えば、キャビア、フォワグラ、トリュフの三大珍味の内、キャビアだけが普通税率で後の2つは軽減税率です。理由は「国産品保護」です。 最近だけでも、フランスでは「家屋のエネルギ

    緒方林太郎『軽減税率の利権化』
  • 緒方林太郎『軽減税率』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 2015年は軽減税率について、大きく議論されることになるでしょう。軽減税率の先輩であるフランスでの税率について、最新情報がアップされていたので、あまり論評せずに出来るだけ中立的な立場から訳出します。意訳(や間違い)がかなりありますので、そこは寛恕の程をお願いいたします。 まず、①フランス土、②コルシカ、③グアドループ・マルティニーク・レユニオン(海外県)で税率が全く異なります。基礎的な税率は、それぞれ20、20、8.5です(以下%は省略します)。 ● 大多数の物品、サービス 20 20 8.5 ● いわゆるエロ、暴力系の刊行物 20 20 8.5 ● 乗馬場 20 20 8.5 ● 酒類(その場で飲むもの) 20 10 8.5 ● 

    緒方林太郎『軽減税率』
  • 緒方林太郎『候補経験者のホンネ』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 衆議院選挙に2回出たものとして、選挙活動の中で「これはできれば禁止してほしい」というものと、「これは解禁してほしい」と思うものがあります。それぞれたくさんあるのですけど、代表的なものを挙げていきます。 ○ 禁止してほしいもの 筆頭は「街宣車による流し街宣」です。あれはなかなか難しくて、特に三交代で夜勤の方が多いこの北九州ではよく「寝てるんだ、うるさい!」とお叱りをいただくことがあります。私の父も三交代の時期があり、昼間に家でドタドタ遊んでいると、父親からガツンとやられたことがあるので、その感覚はよく分かります。しかし、その一方で街宣車で回らないと「うちの地域には街宣車が来なかった」とお叱りを受けることもあります。 あれは結構コストが掛か

    緒方林太郎『候補経験者のホンネ』
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    kechack 2013/07/21
    「候補経験者のホンネ」
  • 緒方林太郎『日韓基本条約における「朝鮮」』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 ≪予め書いておきますが、今日の内容は国際法に関心のある方のみに宛てられたものです。大半の方にはとてもつまらなく映ると思います。≫ よくある議論の中に「日韓基条約によって、日と朝鮮半島との関係はすべて精算されており、日の戦後処理について北朝鮮との間に精算すべき問題はない」というものがあります。そして、その根拠に日韓基条約の規定が挙げられます。これはとても興味深い議論でありまして、今後の日朝関係の一番の出発点ですので、条約上どうなっているかを解説します。 まず、日と朝鮮半島との関係を規律する日韓基条約の規定はこういうものです。 【同条約第三条】 大韓民国政府は、国際連合総会決議第百九十五号(III)に明らかに示されているとおりの

    緒方林太郎『日韓基本条約における「朝鮮」』
    kechack
    kechack 2013/05/31
    条約上はやはり精算すべき関係が日本と北朝鮮との間には残っているということになります。しかし、それは韓国に言われる筋合いのものでもないということにもなります
  • 緒方林太郎『衆参同日?』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 tsao2さんから「衆参同日があるのではないか?」とのコメントを頂き、自分の身分にも関わることなので、純粋に法律上の観点からだけ調べてみました。なお、私は昔から「解散は首相の専権事項。周囲であれこれ考えるのはあまり意味がない。」と思っています。なので、「解散するかどうか」ではなくて、「法律上はどうなっているか」に徹したいと思います。 関係法律は公職選挙法といわゆる「0増5減」法案です。私が見て、関係あると思われる条文は以下の3つです。 【衆議院関係(公職選挙法)】 第三十一条 (略) 3  衆議院の解散に因る衆議院議員の総選挙は、解散の日から四十日以内に行う。 4  総選挙の期日は、少なくとも十二日前に公示しなければならない。 (略)

    緒方林太郎『衆参同日?』
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    kechack 2013/04/26
    それをやったら衆議院の小選挙区ほぼ自民党が制圧じゃない?
  • 緒方林太郎『最近のTPPをめぐる動き』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 最近のTPPをめぐる動きが活発です。今日は昨今の動きを私なりに雑に整理してみたいと思います。 まず、2月の日米首脳声明 では何がポイントだったかというと、以下のように整理できると思います。 ● すべての品目・サービスが対象。 ● ハイスタンダード ● 日は農産品、米国は工業品にセンシティビティがあると認識。すべての関税撤廃を一方的に事前に約束するものではない。 ● 日の参加に向けて、自動車、保険の分野で残っている作業に対処。その他の非関税障壁にも対処。ハイスタンダードを満たすための作業を完了。 適切なやり方ではないかもしれませんが、ここで成立しているディールを日の得失という視点から少し雑に整理すると以下のようになります。 (日

    緒方林太郎『最近のTPPをめぐる動き』
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    kechack 2013/04/19
  • 緒方林太郎『フランス社会党の経験』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 今回、私が所属する民主党は負けました。それも歴史的な惨敗です。ただ、私は自分の敗北を党のせいにすることはいたしません。全国的に見れば逆風の中でも小選挙区で勝ってきている人がいるわけですから、その方々にあって、私になかったものがある、ただそれだけのことです。 今回の敗北を経験して、ちょっと思ったのはフランス社会党が1993年総選挙で大敗北した時のことと似ているのかもしれないなということです。社会党政権である第二次ミッテラン政権(1988-1995)ではミッシェル・ロカール、エディット・クレッソン、ピエール・ベレゴヴォワという3人の首相を経て、1993年の総選挙で大敗します。国民議会(下院)での議席を260から53まで減らすという正に惨敗で

    緒方林太郎『フランス社会党の経験』
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    kechack 2012/12/28
    1993年に再起不能とまで言われた大敗北をした後、荒野の4年間を過ごし、1997年に国民議会選挙に勝ち政権に戻ったフランス社会党の姿に倣うことができるよう、我々は精進しなくてはなりません。とても厳しい道のりですけ
  • 緒方林太郎『サクラメントでのコメ生産』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 アメリカのコメどころであるサクラメント郊外の農地を訪問しました。これは私の強いリクエストで日程に入れてもらったものです。応対していただいたのは、アメリカのコメ農家の業界団体で幹部を務めておられる方(MRさんとしておきます)でした。家族+2名の雇用で大きなコメ農場を切り盛りしておられます。 まあ、見渡す限りのコメ畑でしたね。我々が訪れたのは40haくらいのフィールドでして、ともかくこの広さはたまらんなぁと思うくらいの広さでした。MRさんの所有している畑をすべて足すと「まあ、全部で数百haくらいかな」と言っていました。勿論、今の時期はコメを作ってはいないから今一つ実感が湧きませんでしたけど、これで一面コメの稲穂が広がっていたら爽快だろうと思

    緒方林太郎『サクラメントでのコメ生産』
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    kechack 2012/01/13
    今でもアメリカの輸出は200万トンが精一杯なのに、800-900万トンを消費する日本の市場を大きく席巻する程の追加的な生産能力はない。むしろ中国とかタイから入ってくるかもしれないコメを心配した方がいいのではないか
  • 緒方林太郎『今後の国会』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 参議院で与野党が逆転しました。これで何が変わるかということについて少し考えてみました。 威勢の良い方は「衆議院から来た法案は全部突き返せ」みたいなことを言います。そんな愚かなことをしていたら次は郵政解散以上の大敗北を喫することは火を見るより明らかですから、野党がそんなことをするはずもありません。「法案を参議院で審議未了にしてどんどん廃案にしていく」というのはもう少し筋がいいですが、それとて国民の目から見て先延ばし戦略があまりにミエミエですので常に採用できる策ではないように思います。ましてや、「議長が会議のベルを鳴らさない」といった案を喧伝する人に至っては夢物語と言わざるを得ません。これまで議長に対して「公平な議事運営を」と言っていた以

    緒方林太郎『今後の国会』
    kechack
    kechack 2007/08/02
    参議院の国政捜査権に注目
  • 緒方林太郎『役人臭い総理』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 安倍晋三総理を見ていると、幾つかの特徴的なことに気付きます。何故、そうなっているのかは私に検証する力はないのですが、とても興味深いので書き記しておきます。 ● 手続き論がとても好きだ。 安倍総理は何事にもまず手続きの話をします。手続きがきちんと踏まれているかどうかという点への拘りは大したものです。その際たるものとして、最近話題の「従軍慰安婦」の問題があります。安倍総理は従軍慰安婦の連行に関して、「強制性」があったかどうかという点に異常なまでの執着心を示します。そして、狭義の強制性(日軍が頭を押さえつけて連れて行った)はなかったが広義の強制性(周囲の環境から行かざるを得ない状況にあった)はあったという理屈を展開しています。ここで言いたい

    緒方林太郎『役人臭い総理』
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