共に民主党のイ・ジェミョン代表が9日午前、ソウルの龍山消防署を訪れ、梨泰院圧死惨事で現場対応にあたった消防官たちとの懇談会を終え、消防官たちを激励している=キム・ギョンホ先任記者//ハンギョレ新聞社 「われわれ救急隊員は現場で一瞬たりとも歩いていません。そのような行跡が埋もれてしまうのではないかと、とても怖くて恐ろしいです。そうならないように助けてください」(イ・ウンジュ龍山消防署救急チーム長) 「署長が被疑者になって大きな痛みを感じます」(同署のキム・ヒョンナク監察主任) ソウルの龍山(ヨンサン)消防署の消防官たちは、9日に消防署を訪れた与野党の指導部に対し、涙ながらに無念ともどかしさを訴えた。 イ・ウンジュ救急チーム長は、イ・ジェミョン代表ら野党「共に民主党」の議員たちに対し、梨泰院(イテウォン)惨事当時の状況を説明している最中に涙を見せた。惨事当日、徹夜で救助にあたったにもかかわらず
世界平和統一家庭連合の団体である天主平和連合と同連合が昨年9月に仁川の松島セントラルパークホテルで共催した「新統一韓国定着のためのシンクタンク2022」発足式に続く希望前進大会で、安倍元首相が映像で基調演説を行っている=天主平和連合提供//ハンギョレ新聞社 安倍晋三元首相を殺害した山上徹也容疑者が、犯行の背景として自身の母親の宗教である統一教会(現在の名称は世界平和統一家庭連合)に言及したことが伝えられたことで、統一教会に関心が集まっている。 山上容疑者は警察の取り調べで「自分の母親は統一教会の信者で、安倍晋三が統一教会と親しいことを知って狙った」、「もともとは統一教会のリーダーを狙おうとしたが難しそうだったので、安倍元首相が統一教会と関係があると考えて狙った」と供述したという。 山上容疑者の母親は夫の死後に引き継いだ建築会社を経営していたが、同社は20年前に破産しており、これについて山上
王室・軍部支持の既得権層、公然とロシア支持 ソーシャルメディアを活用し親ロシア・親プーチンの「フェイクニュース」も 青年層などの民主派「反ロシア・親ウクライナを明確にしなければならない」 「国内の政治状況をウクライナ問題に投影させた結果」 先月24日、タイの首都バンコクのロシア大使館前で、人権団体活動家らがウクライナ侵攻を批判するろうそく集会をしている=アムネスティ・インターナショナルのタイ支部のウェブサイトよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社 ロシアのウクライナ侵攻が、君主制維持をめぐり対立するタイの国内政治にまで影響を及ぼしている。君主制維持を主張する王党派と、廃止または全面改革を要求する民主化陣営が相反する立場を展開し、鋭く対立している形だ。 13日付の「サウスチャイナ・モーニングポスト」の報道を総合すると、いわゆる「黄色いシャツ」と呼ばれる保守王党派は、ウクライナ戦争の開戦初期から
派閥の強い国会議員票が勝敗を分け 安倍前首相が支持した高市氏の票が岸田氏へ 歴史問題強硬、韓日関係の改善は容易でない見通し 岸田文雄前政調会長が、29日に行われた自民党総裁選で河野太郎行政改革担当相を抑えて勝利した。岸田新総裁は10月4日に開かれる臨時国会で日本の第100代首相に就任する=ホームページよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社 事実上日本の第100代首相を選ぶ自民党総裁選で、岸田文雄前政調会長(64)が勝利した。 自民党の野田毅選挙管理委員長は、29日午後に行われた総裁選の決選投票の結果、岸田前政調会長が全428票の過半数を超える257票を得て当選したと発表した。河野太郎行政改革担当相は170票にとどまり、苦杯を喫した。 これに先立って行われた1回目の投票では、岸田氏が256票、河野氏が255票、高市早苗元総務相が188票、野田聖子党幹事長代行が34票を得た。過半数(382票)を
慶尚道の戦略的投票:大邱ルポ 30代の党代表選出のニュースに歓呼 「朴槿恵を守っていては政権を取り返せない」 「最近若い党員が増えている」 「ジュンソクになったぞ!」 11日午前11時10分、東大邱(トンテグ)駅。駅舎に設置されたテレビで、イ・ジュンソク候補が野党第一党「国民の力」の党代表に選ばれたというニュースが流れると、画面を見ていたイ・ヒョギさん(79)の声のトーンがあがった。イさんは浮かれたように手にしていたドリンク剤を隣の席の友人に渡した。「イ・ジュンソクが頭の腐った政治家たちよりもスカッとしているから支持したんだ。腐ったものはすき返さなきゃならん。次は政権交代しなきゃ」 大邱に60年以上住んだイさんは、民政党、民自党、ハンナラ党、セヌリ党、自由韓国党、国民の力へと変わる間もずっと保守政党を支持してきた。2012年の大統領選挙の時も朴槿恵(パク・クネ)大統領に票を投じた。しかしイ
先日、日本の安倍晋三首相が首相の座から退いた。彼の残した重要な遺産はやはり、長期不況とデフレに見舞われた日本経済を回復させようとしたアベノミクスだ。人口の変化と経済構造が似ている韓国は、日本を自分たちの未来として注視してきた。また、低成長と低インフレーション、高齢化や政府負債の増加など、最近「日本化」の憂慮が大きい先進国もアベノミクスに注目した。 アベノミクスは、半分成功であり半分失敗だった。経済成長はやや回復したものの、日本経済は昨年第4四半期以降、再び景気低迷に陥っている。2%のインフレ目標は達成できなかったが、デフレからは脱却しつつあるというのは希望が持てる。一方、高齢者と女性を中心に雇用が大幅に増え、雇用率は2012年の56.5%から2019年には60.6%にまで高まっているが、2019年の実質賃金水準が2012年より低下しているほど、賃金上昇は振るわなかった。ただし時間当たりの実
-仁川空港公社正規職化問題の裏側- 非正規・低賃金が事態の本質なのに メディアは対立構造ばかりに焦点 SNSの一部若者層「過剰代表」を指摘 就活生たち「若者世代が刺激的に消費されている」 政界、苦悩もせず世論便乗との批判も 仁川国際空港公社の保安検査要員の直接雇用による正規職化をめぐる若者たちの「怒り」に注目した報道が続く中、一部からは、若者たちの怒りが対立を煽ることに消費されているという指摘が出ている。メディアが非正規労働者と就活生の対立構図にばかり焦点を当てるため、肝心の非正規採用、低賃金構造などの若者労働の本質的な問題が埋もれてしまっているというのだ。 ツイッターなどのSNSでは25日、「仁川国際空港公社問題」をめぐり、一部の若者の声が若者世代を代表するものとして過剰に扱われているという若者の指摘が相次いだ。あるユーザーは「公企業の就業準備には多くの時間と費用を要する。公企業の就活生
スピーカー使用自粛など要求、「不許可もありうる」 行事を妨害した右翼団体、「我々が認められた」と喜び 小池知事就任後、朝鮮人虐殺追悼文の送付を拒否 ノンフィクション作家「衝突理由に行事を中止させられる恐れ」 昨年9月1日、東京都墨田区の横網町公園で開かれた関東大震災96周年朝鮮人犠牲者追悼式典で、市民たちが追悼碑の前に献花し黙祷している=資料写真//ハンギョレ新聞社 毎年9月1日に東京墨田区の横網町公園で開かれる関東大震災朝鮮人虐殺犠牲者追悼式の開催に、東京都が一種の「順法誓約書」の提出を要求して、物議を醸している。行事を主催する日本の市民団体は、追悼式の開催を萎縮させかねない内容だとして撤回を求める声明を出した。 18日の「9.1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典実行委員会」(以下「実行委」)の話によると、東京都は昨年12月24日、今年の行事開催のために誓約書を提出するよう要求してきた。誓約
歴代金メダリストのうち上段に配置 日本のスポーツ史の一部分と評価 放送でも「朝鮮人出身メダリスト」と報道 国内学界「二国にまたがる歴史的人物を それぞれ自国の歴史として解釈する傾向がある」 孫基禎記念財団「少なくとも協議くらいしていたら…」 故孫基禎(ソン・キジョン)氏(1912~2002)が、日本オリンピックミュージアムに歴代の金メダルリストとして展示されていることが確認された。 孫基禎氏は1936年のベルリン五輪当時、日本国籍・日本の名前(ソン・キテイ)で出場した。日本のスポーツ史の一部分と捉えられ得る。だが「日章旗抹消事件」の象徴的存在であり、優勝後に「悲しい!」と友人に葉書を送った孫氏の行動から見れば、明暗が感じられる。韓国の孫基禎記念財団側は「あらかじめ展示について協議くらいあればよかったのに…」と、残念さをにじませた。 2020東京五輪メインスタジアムの隣りに新設された日本オリ
日本の安倍晋三首相が6日午前、広島平和記念公園で開かれた原爆犠牲者慰霊式に出席している//ハンギョレ新聞社 日本の安倍晋三首相の最側近である衛藤晟一・首相補佐官が、最近日本を訪問した与野党の国会議員たちに「かつて韓国は売春観光国」という趣旨の発言をしたことが7日、確認された。 共に民主党のキム・ブギョム、キム・ヨンチュン、自由韓国党のキム・セヨン、正しい未来党のキム・グァンヨン議員らは今月1日、亀井静香元金融担当相が韓日関係についてラフに話し合おうと主宰した晩餐に出席した。この席で衛藤補佐官が「私は今年71歳だが、韓国には一度行ったことがある。かつて日本人が売春観光で韓国を多く訪れたが、そういうのは嫌で行かなかった」と話したと出席者たちは伝えた。また、衛藤補佐官は「強制徴用、慰安婦問題などに対する調査過程に参加していたが、違法な情況は見つけられなかった」と話しもした。 キム・ヨンチュン議員
グレゴリー・ヤツコ元米原子力規制委員会委員長 マスコミに寄稿して「原子力発電所を禁止しなければ」 米国の原発を調べて欠陥あらわれたが 核産業界のロビーでうやむやになったと主張 「原発を止めるべき…地球に投票する時」 「原子力発電は、それ自体が核兵器に進む実存的脅威であり、統制できなくなれば人を殺し土地を破壊する。今や残された選択肢は、地球を救うか、核産業界を救うかのみだ。私は地球に一票を入れる」 米国の原子力施設の安全に責任を負ったグレゴリー・ヤツコ元原子力規制委員会(NRC)委員長が「原子力発電所は禁止しなければならない」との立場を明らかにした。彼は17日、ワシントンポストに原子力発電が人類の安全を大きく脅かしかねないとし、原発を禁止しなければならない理由を寄稿した。米NRCは、韓国原子力安全委員会と同じく原子力施設の安全性を監督・規制する機関だ。ヤツコ委員長は、2005~2009年にN
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