ロシアを訪問した世耕経済産業大臣は、日本の企業が建設などに携わった北極圏のLNG(液化天然ガス)の生産拠点を視察しました。 世耕経済産業大臣:「ロシアの北極圏でのエネルギー資源というものが、世界に対して大きなウェートを占めてくる可能性を秘めていると思っていまして、この資源・エネルギー分野での日ロ協力もしっかりと進めていかなくてはいけない」 世耕大臣は29日、「ヤマルLNGプラント」を訪れ、日本製の機器が並ぶ中央制御室やガスを運ぶタンカーなどを視察しました。ロシアのオレシュキン経済発展相らも同行して生産コストを抑えるノウハウなどを説明しました。ロシア側は2022年に操業を目指している新たな生産施設「北極LNG2」への日本の協力を求めていて、世耕大臣は「経済性が担保されれば政府としても、しっかりと支援していきたい」と前向きな姿勢を示しました。