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一連の闘病記の文体がいつもと違うと指摘されたが、それは入院中にベッドの上で、ペンと紙で書いたから、と答えたものの、言い訳になっていないような気がした。ありきたりな文体で書かれているのは、出来事を綴る文体を私が持たないためかもしれない。私は思い出し、想像しながら記録した。出来事とそれを記録する態度のあいだに言葉が次々と生み出されてゆくような緊張関係がなかった。 でなければ、出来事なんてどこにもなかったのだ。といったことを考えながら、病院に見舞いに来てくれた太田氏と、退院後初めて、モスバーガーで会った。彼が古本屋で求めた岡田哲也の詩集に手紙が挟まっていて、それはある女性から渡辺玄英氏に宛てた手紙だったらしい。誤読すればラブレターと読めないこともないが、誤読できるほどの体力は私にはまだなかった。すべての手紙は宛先に届く、というラカンのテーゼ通りに、いつかこれは渡辺氏に届けられるだろうと信じてみた
木漏れ日が行方をさがしている。雨を自由に降らせる雲が流されている。忘れないようにしたかった月日が無傷のまま朝を迎えている。あるフォロワーが呟いていた、夏にしがみつくセミの鳴き声を聞きたくて窓を開ければ、そのとおりのひぐらしの声だ。きみがしがみつくと夏は去らない。死せる夏だけで迎えたかった9月がきていた。 おとついコンビニで買った海鮮せんべいは湿気てしまい、折り紙ができそうなほどで、今もなお9月を拒絶して8月36日と数えるひとの肩越しに死せる夏を望んでいる。終わらないもののなかではすべてが終わってしまう。待っているだけでそれ以外のものが通り過ぎるのを簡単にゆるしてしまう。 ドアのノブに手がすべる。5m先に目的地があったとしてもたどり着けないような気がする。処分したい本の背表紙が目につかないように横になりたい。それにしても降り始めた雨に気づくときの私の反応の遅さに、すでに雨は降りこんでいる。敷
ダスマンというのはドイツ人哲学者ハイデガーが使った言葉です。 das man。 定冠詞の das に人間の man。で、ダスマン。 訳語はおいら「凡人」と覚え違えていましたが、正しくは「世人」でした。 せじん。 世間の人。で、せじん。 意味はこんな感じです↓ キルケゴール、ニーチェ、ハイデガーには、人間の共同的な生活世界が、基本的に人間の本来的な自覚、本来的な生の発露を妨げるような“構造"を持っているという感覚があった。とくにニーチェやハイデガーには、都市の市民社会における大衆文化に対する批判の観点がある。ニーチェは「畜群」という言葉を使い、ハイデガーは「世人」という言葉を使った。彼はこの「世人」=「頽落」の“構造”を、「空談」、「好奇心」、「あいまい性」という3つの言葉で説明している。 「空談」とは、さして切実なことでなくても人々は互いにいつもおしゃべりし合うこと。「好奇心」とはつぎつぎ
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