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【ワシントン=山田哲朗】米バイオベンチャー企業ジェロン(本社カリフォルニア州)は11日、胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を使った初の臨床試験をジョージア州アトランタの病院で始めたと発表した。 脊髄(せきずい)損傷の患者に対し、神経の再生を助けるES細胞を与えるもので、まずは治療法の安全性を確認するのが目的。ジェロン社は「ES細胞を使った治療の分野で画期的な試験だ」としている。
ぜんぶ当たり、ハイスペック短篇集。 選者には申し訳ないが、わたしにとって、池澤夏樹という作家は、小説家というよりも、一流の読み手となっている。思想や歴史臭が鼻につくようになってからこのかた、彼の小説は手をださなくなってしまった。代わりにエッセイを、特に書評を高く買っている。すぐれた作品を掘り出しては、いかにも読食欲を刺激するように紹介する。作品の根幹を短いフレーズでずばりと言い当てる技は、詩人のキャリアが生かされている。踏み込みすぎてほとんどネタバレ状態のもあるが、それはそれ。この河出世界文学全集も、池澤夏樹さんだから読んでいるようなもの。 その期待に100%応えているのが、この短篇集。どれもこれも珠玉だらけ。プロット・キャラ・オリジナリティに優れた短篇のお手本のような傑作から、不条理譚なのに巨大な隠喩だと解釈すると仰天するしかない作品、「もののあわれ」とはコレだという指摘が腑に落ちる、で
ノーベル化学賞を、日本人2名を含む3名の有機合成科学者が受賞することになった。 言うまでもなく、報道の大フィーバーだ。巻頭言で日本人のノーベル賞受賞をお伝えできる2回目の機会になる。 いろいろなことがすでに論じられており、食傷気味の方もいらっしゃると思うが、思うところを簡単に述べてみたい。 その1 過剰な報道? 言わずもがなの激しい報道の嵐だ。受賞対象の研究内容はさておいたような報道が多い。受賞者の人柄、出身地や出身高校の反応、受賞者の言葉、はては受賞者のペットや座布団?までありとあらゆるものが報道された。 何かに似ているなあと考えたら、大リーグの日本人選手の報道だった。試合結果より、イチローや松井がヒットを打ったか、が話題になる。 あまりに過剰な報道に、少々辟易してしまったが、ここはしたたかに考えたい。 科学記事というのは、他の分野の報道との兼ね合いで、わずかなスペースしか与えられないの
細胞の中にありエネルギーを生産する小器官ミトコンドリアが持つDNAにわずかな突然変異があると、動物がもともと持つ自然免疫系が認識し、その細胞を排除することをマウスの実験で突き止めたと、林純一筑波大教授らが11日付米科学誌に発表した。 ミトコンドリアは、細胞の核とは異なる独自のDNAを持ち、加齢に伴って突然変異が蓄積されるが、免疫には関係しないとみられていた。 さまざまな細胞になる能力がある人工多能性幹細胞(iPS細胞)は、本人の体細胞から作れば治療に使っても拒絶反応は起きないと考えられている。しかし、林教授は「ミトコンドリアDNAの変異で拒絶反応が起き得る。自然免疫系がどの変異を認識しているかを調べたい」と話している。
固体には金属、絶縁体、半導体、超伝導体といった状態が存在しますが、内部は電流を通さない絶縁体であるにもかかわらず、表面は電気を流す特徴を持つ「トポロジカル絶縁体」という新たな状態が発見され、近年注目を集めています。 そして東北大学や大阪大学などによって、「トポロジカル絶縁体」となる新たな物質が発見されました。 「トポロジカル絶縁体」の表面では電子が従来の物質中よりも格段に動きやすく、不純物にも邪魔されにくいため、将来的にはこの技術を応用することで、今まで以上に低い消費電力と高い演算性能を実現したコンピューターの登場なども期待されています。 詳細は以下から。 河北新報 東北のニュース/「トポロジカル絶縁体」の新物質を発見 東北大共同研究 河北新報の報道によると、大阪大学などと共同研究を行っている東北大大学院理学研究科の佐藤宇史准教授(固体物理学)らの研究グループが、結晶内部は電流を通さない絶
外国語に母音を挿入して聞く「日本語耳」は生後14カ月から獲得 -日本人乳幼児とフランス人乳幼児の子音連続の知覚は発達で変わる- ポイント 生後14カ月でフランス人乳幼児は外国語の子音連続を弁別、日本人乳幼児は不可能に 「日本語耳」は、語彙や文字を学ぶよりずっと早くから発達 今後開始される小学校の英語教育への知見にも 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、日本人は生後14カ月までに「abna」のような子音の連続が含まれる単語と「abuna」のような子音連続が含まれない単語の音を区別して聞き取れなくなっていることを発見しました。これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)言語発達研究チームの馬塚れい子チームリーダー、イボンヌ・カオ(Yvonne Cao)テクニカルスタッフ、フランスの国立科学研究センター(CNRS)のE・デュプー教授(Emmanuel Dupoux)、
二本脚の構造を持つたんぱく質「ミオシン V」が、脚を交互に前に出して移動する動画の撮影に、金沢大学などの研究グループが初めて成功したとのこと (毎日 jp の記事, JST のプレスリリース, doi:10.1038/nature09450, 論文の図表一覧より)。金沢大学理工研究域数物科学系 (生物物理学研究室) のサイトにこの論文の付録映像データが掲載されている。 ミオシン V は筋肉の動きに重要な働きをし、アクチンフィラメントに沿って移動することは知られていたが、これまではその動きが観測されたことはなかった。今回は従来の原子間力顕微鏡 (AFM) を改良して可視化速度を約 1,000 倍上げ、働いているタンパク質をそのまま高速撮影できる高速 AFM を開発し、高い空間時間分解能で直接観察することに成功したとのことだ。動画ではそこそこ鮮明に二足歩行する様が見て取れるので、是非それも見て
「人の特徴」について書かれた書籍、紹介していただけるとありがたいです。わたくし、日本語しか読めませんが。 from: withoutsugar 先日開催された CSS Nite LP11で、技術的でもなく、単なる見た目だけでもない新しいデザイン提案を人の特徴に注目して考えてみようというワークショップを行いました。大急ぎで 14 もの特徴を紹介したので飲み込めなかった方もいたかと思います。同時にちょっと興味あると思った方もいるのではないでしょうか。 今回ワークショップで紹介した主な特徴は行動経済学で研究されていることで、このサイトでも何度か紹介しています。基本的なことが知りたいというのであれば、行動経済学の立役者であるダニエル・カーネマン氏の紹介記事 ところで「体験」ってなんですか を参照してください。経済という言葉がはいっているだけあり、ここ数年マーケティングと絡めて話がされることがありま
中国によるパキスタンへの核武装強化の支援がやっかいな問題を引き起こしている。ざっと見たところ日本での報道はほとんどないようなので触れておきたい。 話のきっかけは、昨日のエントリー「北朝鮮の核開発が一段と進展するなか中国は非核化にコミットしない」(参照)と同様に米国科学・国際安全保障研究所(ISIS: the Institute for Science and International Security)の報告によるものだ。該当の報告は5日付け「Construction of Third Heavy Water Reactor at Khushab Nuclear Site in Pakistan Progressing」(参照)である。報告自体は簡素なもので表題通り、フシャーブ県で第三の重水炉の建設が進展しているというものだ。 ISISの報告はわかる範囲の事実を淡々と述べているだけなので
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