<ソーシャルメディアの投稿頻度と「いいね!」の数には直接的な相関関係があった> 「いいね!」をもらうとうれしくなって、インスタグラムの投稿がどんどん増える。このときあなたの脳は、餌を求めるネズミの脳のように活動しているのかもしれない。 先頃、科学誌のネイチャー・コミュニケーションズに、ソーシャルメディアの投稿の頻度と「いいね!」の数に直接的な相関関係があることを示す論文が発表された。研究チームはこれを、スキナー箱と呼ばれる実験装置になぞらえて説明している。 20世紀前半にアメリカの心理学者バラス・スキナーが開発したこの装置は、報酬学習に代表されるオペラント条件付け理論の研究に用いられる。基本的な仕組みは、実験用の小動物(マウスが多い)がレバーを押すなど特定の作業をすると、報酬として餌が与えられるというものだ。 今回の場合、スキナー箱がインターネット、レバーは面白いコメントなどの投稿、人間が
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