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スエズ運河の座礁事故が浮き彫りにしたコンテナ船の超巨大化リスク
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スエズ運河の座礁事故が浮き彫りにしたコンテナ船の超巨大化リスク
[ロンドン発]世界の海上輸送の12%を占めるエジプト・スエズ運河で3月23日、正栄汽船(愛媛県今治市)... [ロンドン発]世界の海上輸送の12%を占めるエジプト・スエズ運河で3月23日、正栄汽船(愛媛県今治市)所有の世界最大級コンテナ船「エバーギブン」(全長400メートル、幅59メートル、総トン数約22万4千トン)が砂嵐のため座礁し、運河を塞いだ事故は29日になって離礁し始めたものの約330隻が立ち往生し、グローバル化に伴うコンテナ船の超巨大化リスクをまざまざと見せつけた。 1869年に開通したスエズ運河は拡張工事を重ね、現在は総延長193キロメートル、幅205メートル、深さ24メートル。2015年にはそのうち72キロメールが複線化された。もちろんコンテナ船の超巨大化に対応する狙いもある。01年に世界貿易機関(WTO)に加盟した中国はスエズ運河経由で習近平国家主席のインフラ経済圏構想「一帯一路」を欧州に広げている。 スエズ運河の拡張工事を祝う看板。右からナセル、サダト、シシ大統領(2019年