2010年06月29日11:45 カテゴリ経済学 【入門経済学】マクロ経済学における「投資」の定義 マクロ経済学で言うところの投資は、一般的に使われている投資とはちょっと意味が違います。 家計部門は給料から税金を払い、残りを消費・貯蓄・投資のいずれかに使うわけです。家計の支出は消費でなければ貯蓄に回ります。ただし、住宅だけは投資とみなされます。 個人の“株式投資”はマクロでは貯蓄の一形態で、株式で調達した資金を企業が設備投資に使ったとき初めて投資が行われた、とみなします。 消費も投資も、供給者の売上に貢献します。だから、短期的な経済効果としては等価です。どちらも一時的な景気を上向かせるものです。 しかし、その後の生産能力向上に寄与するのは投資だけであり、消費はそこで消えてしまいます。 マンキューの10大原理(8) 「1国の生活水準は、財・サービスの生産能力に依存している」 「経済学」カテゴ