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ブックマーク / www.ringolab.com (3)

  • Passion For The Future: 喪失と獲得―進化心理学から見た心と体

    喪失と獲得―進化心理学から見た心と体 スポンサード リンク ・喪失と獲得―進化心理学から見た心と体 何のだろうかこれは?と最初は思った。 でも、とても面白いだった。 人類はなぜいまのような性質を持っているのかについて、進化論の視点から、多様な考察を行った24編のエッセイ集である。数ページの軽いエッセイから、小論文と呼べる中篇まで形式は多様である。テーマも、言語と意識の誕生、憎悪と信仰、服従心理、病気と自然治癒能力、こどもの教育政治歴史と多岐にわたる。 だが、全体を通して一芯が通っているので、通読することで著者の進化論の総体がパノラマとして浮かび上がる構造になっている。考えさせられることが多い。 ■クオリアの私物化、感覚の進化、単一の自己 脳と意識の進化において「クオリアの私物化というプロセスがあるのではないかという。 クオリアとはこころに浮かぶ感覚のことである。この感覚には次の5

  • 日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学 - 情報考学 Passion For The Future

    ・日はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学 これは、日はなぜ貧しい人が多いのか?を語るではない。多くの人がとらわれている思い込みを、事実によってそうではないとただすである。「はじめに」にこのの要旨は圧縮されている。 「少年犯罪は増加している、若者は刹那的で貯蓄もしなくなってきている、若者の失業は自分探し志向の強い若者の問題である、日教組の強いところは学力が低い、グローバリゼーションが格差を生んでいる、日は平等な国である、人口が減少したら日は貧しくなる、昔の人は高齢の親の面倒をきちんと見ていた、高齢化で医療費は増える、中国のシステムが優れているから高成長ができる、中国はすぐに日に追いつく、円は安すぎる、経常収支黒字を溜め込めば損をする、国際競争力は豊かな日のために必須のものである、07年まで企業は経営効率化に成功したから利潤を上げていた、90年代の停滞は日が構造

    ken409
    ken409 2010/04/02
    「多くの人がとらわれている思い込みを、事実によってそうではないとただす本である。」…これもまた、原田氏の思い込みによる部分があるのでは…。あくまでも、著者の個人的見解として読むべきだろう。
  • 人は原子、世界は物理法則で動く―社会物理学で読み解く人間行動 - 情報考学 Passion For The Future

    ・人は原子、世界は物理法則で動く―社会物理学で読み解く人間行動 『歴史の方程式』『複雑な世界、単純な法則』のマークブ・キャナンによる社会物理学論。冒頭で紹介される経済学トーマス・シェリングによる、二つの人種分離実験は印象的だ。 なぜ大都市では黒人スラム街や白人の高級住宅街のように、人種ごとに居住区が分離してしまうのか。シェリングは第一の実験で、黒人と白人が周囲に他の人種が一人でもいたら引っ越す、という人種差別のルールでシミュレーションを行った。結果は、当然のことながら白と黒のはっきりする分離状態が再現された。 第二の実験では、人々に人種差別意識などなく、異人種と軒を接することに満足する人々を想定した。ただし、自分の家が異人種の家に取り囲まれてしまうような、極端なマイノリティ状態になるときだけ転居するようにルールを設定した。これは人種差別の意識とはいえない、人間の自然な感情である。 ところ

    ken409
    ken409 2009/11/17
    「集団としての振る舞いは物理学と同じアプローチで解明することが可能なはずだ」…こういう考えのもとに構築された金融工学の理論は、パニック時の人間の想定を超える動きを把握できなかったんだよな。
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