Winnyなどファイル交換ソフトを経由した情報漏えいが頻発してから早くも半年近く経った。しかし,まだWinny問題が終わったわけではない。今週も日本テレコムからWinny絡みの情報漏えいがあった(関連記事)。今後も同じような漏えい事件は散発を続けるだろう。 理由はいろいろある。まずWinny自体が安全になったわけではないこと。Winny上でウイルスが広がる速度はウイルス対策ソフトが対応できる速度よりずっと速いので,不注意にウイルスを実行してしまうユーザーがいる限り,新種のウイルスが出るたびに何らかの漏えいが起こる恐れがある。企業もセキュリティ・ポリシーとしては「ファイル交換ソフトの利用を禁止する」企業が増えているが(関連記事),技術的な対策は進んでいない。また,利用を禁止するといってもほとんどの漏えいの原因である家庭のパソコンでそれを完全に守らせるのはほぼ不可能。例えば家庭で子供がWinn
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