JR九州は21日、九州新幹線鹿児島ルートの博多駅~新鳥栖、久留米、筑後船小屋、新大牟田駅の4区間を対象に10月から、有効期間1日の「日帰り2枚きっぷ」を、来年3月末までの期間限定で導入すると発表した。バスや在来線と比べた割高感を抑えるため、自由席正規料金に比べて20~32%安く設定する。 博多~新水俣、出水、川内駅の3区間にも、割引率1~9%の「2枚きっぷ」(有効期間1か月)を導入する。これにより、博多とほかの全駅間に割引切符が設定されることになる。 日帰り2枚きっぷの片道料金は1100~2000円で、正規料金との差額は270~930円。筑後船小屋、新大牟田間についてはすでに割引率12~15%の2枚きっぷを販売しているが、新鳥栖と久留米を加えた博多に近い4駅は利用が低迷していることから、さらにテコ入れを図ることにした。