同性愛について書かれた絵本や整形について書かれた絵本など、子ども向け絵本にはさまざまなものがありますが、「テクノロジーが進化している現代においてプログラミングやコードについて子どもも理解すべきだ」ということで作られた絵本が「Hello Ruby」です。 Hello Ruby http://konichiwaruby.tumblr.com/ Hello Ruby by Linda Liukas — Kickstarter http://www.kickstarter.com/projects/lindaliukas/hello-ruby 絵本の詳細や著者のLinda Liukasさんが絵本を作った経緯は以下のムービーから確認できます。 Liukasさんは女性がコードを理解しアイデアを形にするための非営利組織Rails Girlsの創設者として3年前からプログラミングを教えており、2013年に
明けましておめでとうございます。 2014年もどうぞよろしくお願い申し上げちゃいます。 先日、技術評論社様から「独習Linux専科 〜サーバ構築/運用/管理 あなたに伝えたい技と知恵と鉄則〜」をいただいたので読んだ感想をブログに書いてみます。 「独習Linux専科」サーバ構築/運用/管理 ――あなたに伝えたい技と知恵と鉄則 (Software Design plus) [大型本] 本書の「はじめに」にもあるように、Linux初心者を対象とした入門書となっています。 Linuxって何だか分からないけど仕事で使う事になった、という方の入門書として、僕のようにLinuxを業務で使っているけど基礎知識が怪しい人が知識の整理やおさらいのためにピッタリの本となっています。 本書は全5章から構成されていて、Linuxって何?の1章から実際に手を動かして簡単なアプリケーションを動かしてみたり、Linuxの
東條英機 処刑の日―アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」 (文春文庫) 作者: 猪瀬直樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/12/06メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (20件) を見る「ジミーの誕生日の件、心配です」焼け跡の記憶もまだ醒めやらぬ昭和23年12月初頭、美貌と奔放さで社交界に知られた子爵夫人の日記は、この謎めいた記述を最後に途絶えた。彼女はいったい何を心配していたのか。占領期の日本にアメリカが刻印した日付という暗号。過去と現在を往還しながら、昭和史の謎を追う。 毎年3日後、天皇誕生日というか天長節というかの日には、これを恒例で紹介していたが前倒しで今日紹介しよう。 ごく簡単に言うと、A級戦犯の処刑日は12月23日。 これは偶然とかではなく、軍国日本の復活への牽制、脅しとして、意図的に当時の皇太子=今上天皇(戦後、彼には外国人の家庭教師が付け
家事労働と聞いて、「あ、おれ関心ない」という男は多いだろう。ぼくもそのクチであった。著者も苦労したらしい。本書の発端となる連載には反響も大きかったのに、 出版社へ企画を持ち込むと、反応はさっぱりだった。(本書p.234) 家ではカミさんに感謝しているぜ、という男性社員。私は働いているから関係ない、という女性社員。家事労働なんていう地味な話題はやめろ、これからは女性進出の時代だよ、という後輩。「家事労働の本」と聞いてイメージする消極的な反応にとりまかれたのである。 正直、ぼくも「専業主婦の働きをお金に換算して評価する話」みたいなイメージが強くて、「ふーん…」という感じになってしまっていた。ふーん現象。 家事労働の在り方が私たちの会社での働き方や社会政策にまで広く影響を及ぼすのだと力説しても、「料理や洗濯がなぜ会社の仕組みや福祉制度に関係あるんですか?」と首をかしげられた。(同前) 結論めいた
『孝明天皇と「一会桑」 幕末・維新の新視点』を読んだ。 孝明天皇と「一会桑」―幕末・維新の新視点 (文春新書)posted with AZlink at 2013.8.20家近 良樹 文藝春秋 売り上げランキング: 249826 Amazon.co.jp で詳細を見る 明治維新から約150年の月日が経過して今がある。150年も経ったと見るか、150年しか経っていないと見るか。現在の社会と150年前の社会とがどれくらい類似しているのか。もう少し欲を出すと、ある事件を客観的に記述できたとして、その記述を読んでこみあげてくる感情は、現在の我々それと150年前の人々のそれとでどれくらい異なっているのか。そんなことを知りたいと思うことがある。 『孝明天皇と「一会桑」 』の第三章で紹介されていたあるエピソードを読んでハッとした。時は幕末期の日本。鎖国体制下で徳川の平和を謳歌していたわが国も、ペリーをは
2012年01月24日18:00 カテゴリ書評/画評/品評Math さらばジンバルロック - 書評 - 実例で学ぶゲーム3D数学 これをまだ紹介していなかった。改めて献本御礼。 実例で学ぶゲーム3D数学 Fletcher Dunn・ Ian Parberry/ 松田晃一訳 [原著:3D Math Primer for Graphics and Game Development] クォータニオン - UEI/ARC shi3zの日記クォータニオンは四元数と呼ばれる数学上の特殊な概念で、1995年の日本には少なくともクォータニオンを解説した書籍はひとつもなかった。大学の図書館で何度検索しても見つからず、結局、秋葉原の書泉ブックタワーで、一万円もする分厚い洋書を買って、そこにほんの2ページばかり載っていただけだった。 実のところ実用面における四元数 (Quaternion) が知られていないのは
世界中のサイエンス好きが注目するFacebookページがある。 2012年3月にスタートしたI fucking love scienceというちょっと過激な名前のサイエンス情報ページだ。その人気ぶりは凄まじく、開設半年後には「いいね!」数が100万を突破し(2013年6月現在では560万以上)、Facebook上で最も人気のサイエンスページの1つとなった。さらに驚くべきことに、このページはたった1人で運営されているのだ。 大自然の神秘的な写真、偉大な科学者の格言、サイエンス好きだけが理解できるジョークなどがアップされる度に多くのコメントが寄せられるこのページで、1件の投稿が大きな話題を呼んだ。それは、このページの管理人がTwitterアカウントを開設したことを知らせる単なる告知だった。多くの人がこの告知に大騒ぎしたのは、その投稿に管理人の写真が添えてあり、その写真が20代前半のキレイな女性
(承前)。第三部「財政と貨幣の特質」は、財政と貨幣制度について。個人的には専門上最も関心を持って読んだところ。専制国家と封建社会との異なる性質は、財政の大きな影響力とそれに規定された貨幣流通の仕組みにも現れている。 ここでは、貨幣のもつ二つの側面とその対比が強調される。一つは、ウェーバーなどによって強調された、共同体内の支払い手段としての貨幣=「内部貨幣」である。そしてもう一つの側面が共同体間の交易を仲介する手段としての貨幣=「外部貨幣」である。これはマルクスによって強調され、その後岩井克人や柄谷行人の貨幣論のよりどころとなったことで知られている。伝統中国の文脈では、前者を代表するのが銅銭あるいは元代に用いられた紙幣(紙製通貨)など、後者が銀であることはいうまでもない。 さて、銀が通貨として用いられ始めたのは明代になってからなので、それまでの非常に長い時間にわたって銅銭のみが貨幣として用い
・創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 演歌はいつから「日本の心」なのか? 昭和を歌う演歌は不思議である。登場人物の多くが、下積み中の流しの歌手であったり、不幸な身の上のホステスだったり、不倫で心中しようとしている女だったり、一般大衆というにはプロフィールが偏っている。その人生は経済成長の時代背景に反して「暗く、貧しく、じめじめして、寒々しく、みじめ」なイメージに満ちている。 著者はまず「日本の心」としての演歌は60年代にはじまり70年代に完成した比較的新しい文化なのだということを明らかにする。明治・大正には社会批判を歌う演歌の伝統があったが、昭和の演歌とは別物であり、それは昭和40年代のレコード業界の再編と専属歌手制度と密接な関係があったそうだ。流し、ドサ回り、長い下積みといった要素は歌手のおかれた背景に由来する。 「推測するに、設立当初のクラウンレコードは経営難であ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く