韓国の男性アイドルグループ「防弾少年団」のメンバーが、原爆投下によるきのこ雲をあしらったTシャツを着たことをめぐり、所属事務所の関係者が16日、韓国の被爆者団体に謝罪しました。 これについて、現在も多くの被爆者が暮らす韓国南部のハプチョン(陝川)にある被爆者の団体は、16日午後、所属事務所の関係者が訪れ、謝罪したと明らかにしました。 そのうえで、被爆者の団体は謝罪を受け入れたとの声明を発表し、「われわれは、原爆による無差別殺傷という反人道性について考えるべきであり、日本の当局やメディアは今回の謝罪を政治利用しないでほしい」としています。 「防弾少年団」をめぐっては、メンバーがナチス・ドイツの記章が描かれた帽子をかぶったなどとして、アメリカにあるユダヤ系の人権団体が非難し、これについても所属事務所が書簡を送って謝罪しています。