2008年05月21日 19:35 昨年夏から続いた「サブプライムローンショック」、そして特に今年3月に経験する羽目になった「日経平均1万1000円台」の恐怖を乗り切り、昨今市場はやや安定を見せている。一方で金融市場を取り巻く状況はむしろ不安定度を増し、昨今の上昇は今後に向けたエネルギー充填状態ではないかという話もある。そんな中、日本株の急落振りは世界にも知られたところとなり、「豊富な優良資産を持つ老舗企業のPBR(株価純資産倍率)が依然として解散価値の1倍を割り込むなど「ゆがみ」」が生じているという記事が5月7日に報じられていた。 ●PBR=1株あたりの資産額と株価の割合・外資が狙う「お買い得」銘柄 詳しくは元記事に目を通してほしいが、要はヘッジファンドなどの換金売りで必要以上に売り込まれた優良銘柄が、資産価値を超えた値の下げ方をしている状態にあると指摘している。株価指数のうちPBRと呼