ランド大学院での初講義 ランド公共政策大学院で初講義を持たせてもらった。テーマは日本の政策課題。私はこの講演を心から楽しみにしていた。それは世界を動かすポリシーメーカーの卵たちの実力を推し量ってみたいと思っていたからだ。結論から言うと、想定以上の実力の持ち主たちだった。彼らとの触れ合い掛け合いを存分に楽しんだ。 それもそのはず。教授はすべてPhDを持ち、各国政府が実際使う政策をデザインしているランドの研究員たち。象牙の塔のレクチャーではなく、実際のプロジェクトで下働きをしながら実践的な公共政策を身に着けていく。 私の講義に集まってくれたPhD候補生は全部で約30名。国籍も様々。中国、イギリス、シンガポール、イスラエル、韓国、アメリカ、インド等学校側も「10以上の国籍の学生が出てたと思う」と把握しきれないくらいの多様さ。 私は学校で講演や授業をさせてもらう時はインタラクティブな(双方向性のあ