これは2006年冬のプログラミングシンポジウムの GPCCの会議で出た「棒の本数が4本以上のハノイの塔はどうなるのだろう」という疑問について、 1月15日に走り書きして放置していた結果( 西尾泰和の日記(2006-01-16) )を清書したものです。 ハノイの塔問題を知らない方は ハノイの塔 - Wikipedia を参考にしてください。 従来のハノイの塔問題では、棒の数は3本でした。 この場合、板が1枚ならば1手で動かせますが、 2枚の場合は1枚目を脇にどけて2枚目を動かし1枚目を2枚目の上に戻す、 という3手がかかります。 これを、板の枚数2とスタートとゴールをのぞいた 「一時待避用の棒」の本数1とを用いて 「hanoi(2, 1) == 3」と表現します。 また、この待避用の棒が1本あることを 「スペースが1個ある」と表現します。 スペースが1個のハノイの塔問題に関しては 「hano