ミラノ風ドリア(税込み299円)などの低価格メニューが支持されるファミリーレストラン・チェーン「サイゼリヤ」。2010年8月期に78億円の最高純益を達成。その後は、出店数の急速な増加に伴うコスト拡大、原材料価格の高騰などが圧迫要因となり利益を落としたが、2014年8月期を底に業績は回復基調にある。2016年8月期は既存店売上高、客数、客単価とも前期超えで着地し、連続増益で47億円程度となる見込みだ。低価格政策を貫くことができるのはなぜか。今後の国内成長戦略をどう描くのか。堀埜一成社長に直撃した。 ――消費が冷え込み、デフレ再来という声も聞こえています。 「デフレ」という言葉については、いろいろと疑問に思っている。うちの会社は「デフレの申し子」といわれるが、それは心外だ。そもそも本当にデフレという状況なのかな。 デフレというのは需給のバランスが悪化して値下げをする。その結果、付加価値が増えず
串カツ田中社長の貫啓二さんは、インタビューでうどん店「つるとんたん」のすごさをあげている。なぜなら、つるとんたんは、チェーン店にもかかわらず、個性的だとお客が思い、そして美味を感じるからだ。おそらく、それは、単なるうどん店ではなく、そもそもメニューがチェーン店にあるまじきバラエティを誇っているからだだろう。 私は個人的に、六本木にある「つるとんたん」と「串カツ田中」に行ったことがある。確かに両店とも人気で入るのに時間を要す(前者は真夜中に接待できるのが良く、後者はそもそも串カツ店が近隣に少なく、さらにホッピーセットがあるのが良い)。 串カツ田中では、素人でも店舗経営が可能なように徹底したマニュアル化がなされており、これがフランチャイズや多店舗展開を推し進める一因となった。串カツはシンプルなだけに、その効率化と標準化を進めたのが、コスト面からも勝因となった。 串カツ田中のリスク とはいえ、市
リンク http://www.hibinonikki.club/ 居酒屋や焼き鳥屋でドリンクを頼まずにご飯だけを食べていく客が増えているらしい - 無職透明な日々はナニイロに染まるか 先日、居酒屋のカウンターで飲んでいたところ、後ろのテーブルからこんな声が聞こえてきました。 おばちゃん「6人分全員お冷でお願いします」 店員「……全員お冷ですか?」 おばちゃん「ええ、お水でけっこうです」 え? けっこうとかそういう問題なのかとギョッとしていたところ、グループ内の若手の女性がドリンクメニューを見始めました。 「さすがにソフトドリンクを注文するのかな」と思いきや、それを見た同じグループのおばさんが「あんたは気を使わなくていいの!私たちは料理を食べに来たんだから!」と声を上げ、結局、コースのご
競合店ができても、ドトールの売り上げがあっさり元に戻るワケ:ノッている会社は、ここまでやっている!(1/7 ページ) どんなビジネスも競争は熾烈(しれつ)を極めているが、この20年ほどで、これほどまでに環境が激変した業界はないのではないか。そんなふうに思えるのが、コーヒー業界だ。 ファミリーレストランはじめ、コーヒーを飲める店は大きく拡大した。ファストフード店も次々に格安コーヒーを展開。さらにスターバックスコーヒーなど海外の新しいカルチャーもやってきた。100円で飲めるコンビニコーヒーの爆発的なヒット。そして、サードウェーブと呼ばれるハイクオリティコーヒーのブーム……。 だが、これだけの変化の荒波に揉(も)まれながら、相変わらず、どの店舗も混んでいるコーヒー店がある。ドトールコーヒーショップだ。個人的な印象としては、1990年代後半の外資系コーヒーチェーンの上陸で、さぞや影響をくらったに違
ハウスがココイチを子会社化するタイミングなんで大手外食の人間として、ちょっと言っとくか。 カレーの外食チェーンの大手がココイチしかない理由として、1)ハウスとエスビーがカレー粉を独占していて、カレーチェーンがデカくなると資本を入れさせないと供給しないと脅す2)全国規模の大手カレーチェーンはココイチしかなく、実際にハウスの資本が20%程度入っている。そしてハウスがココイチにカレールウを提供している。3)その他のチェーンは、ハウスやエスビーに乗っ取られたくないので、全国規模に成長できない。 これ、全部嘘ですよ。もともと業界のアホどもがテキトーに言ってた話を某有名人がブログだがメルマガで広めた都市伝説だよ。実情はだいぶ違う。 1)ハウスやエスビーもスパイスは商社などから買っていて独占できるわけがない。固形のルウに限って言えば、装置産業なので大量供給して安く販売できるのは大手3社(ハウス、エスビー
吉野家とTポイント・ジャパンは16日、Tポイントプログラム契約を締結したことを発表した。年度内を目途に、吉野家の全国1,179店舗において、Tポイントサービスを開始する。 Tポイント・ジャパンが運営する「Tポイント」により、ユーザーの継続利用、新規顧客の定着化などの販促策を展開する。あわせてTポイントのデータベースを活用した顧客管理を導入。精度の高い顧客属性や行動分析、Tアンケートを活用した消費者の把握などを行い、商品開発や販促施策などに続けるという。 「Tポイント」は、現在5,431万人のアクティブ・ユニークユーザーが日々利用しているとのこと。主な対応店は、ファミリーマート、ENEOS、TSUTAYA、ガスト、エディオン、マルエツ、ウエルシア、ソフトバンク携帯電話、Yahoo!ショッピングなど約39万店舗超。 《冨岡晶》
ふと気になったので、調べたメモです。 オフィスグリコって、ご存知でしょうか?富山の置き薬のごとく、企業内にお菓子を満載したボックスを置いて、定期的にやってくるグリコのおにーさん(?)が補充・代金回収する奴です。ポイントは、性善説に基づいた代金回収モデルです。商品を入れている箱は、ただの引き出しなのでお金を入れなくても開けれます。商品を取ったら、カエルさんの口の代金箱に入れるという仕組みです。タダ食いをしようと思ったら、幾らでも出来る仕組みです。 これがどれくらいの規模なのか気になって、ググると良い記事が出てきました。jp.reuters.com 2013年度で、売上が45億円です。注目すべきは、設置数。10万事業所に12万台の菓子ボックスと、1万7千台だの冷蔵庫とのことです。10万という数字は、全国のコンビニの合計数である5万件を軽く凌駕しますね。そして、代金の回収率は95%とのことです。
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ホットペッパーの衝撃の真実が明らかになったと話題になっている。なんと店側はクーポン利用者に対して料理の量を減らして対応しているというのだ。 衝撃の真実が明らかになったのは、ある正直すぎる店員が発した言葉がきっかけだった。 そういうことになっていたのか…。そういえば10%、20%が簡単に割引になるので、客側からすればあまりにもお得でおかしいと思った。 この件について真実を確認すべくnetgeek編集部は取材を試み、その結果、匿名を条件に元飲食店店長の協力を得ることができた。 で、単刀直入に聞きまして、本当なんですか? 「ええ、本当です。全てのお店とは言いませんが、こういうことをやってるところは多いですね。特に店が混雑しているときにホットペッパーの客が来ると残念な気持ちになるんですよ。あぁ、ハズレ客だなって。」 それで対策として料理の量をこっそり減らすと? 「はいそうですね。そうしないと店の利
『週刊ダイヤモンド』2015年1月31日号は、「統計学 自由自在!」。その中から、経営難で杜氏から見放された山口県の酒蔵、旭酒造が、徹底したデータ管理で杜氏抜きの酒造りを成功させた逸話をお送りします。 「目的は杜氏に頼らない酒造り。杜氏に頼っている限り、若い人に技術移転ができないからだ」。旭酒造の桜井博志社長は、酒造りの素人がデータ重視の科学的な酒造りを始めた理由をそう語る。 同社の「獺祭」は純米大吟醸酒のトップブランドとして知られ、品薄が常態化している人気の酒だが、実は1999年に存続の危機にひんしたことがある。 山口県の山奥の小さな酒蔵だった旭酒造が全国で注目を集めるようになったのは、桜井社長が主力商品だった普通酒を捨て、製造コストが5倍も掛かる高品質な純米大吟醸酒一本に絞ることを決断してからだ。90年には酒造米の最高品種である山田錦だけを使った「獺祭」ブランドを誕生させ、大消費地・東
かわうそ(獺)の祭と書いて「獺祭(だっさい)」という日本酒をご存知だろうか。 日本酒を飲まれる方なら、その名前を一度くらいは耳にしたことがあるのではないかと思う。純米大吟醸酒しか作らない山口県の山奥にある酒蔵が作る最高に美味い酒。それが「獺祭」という名の酒である。 本書「逆境経営 山奥の地酒『獺祭』を世界に届ける逆転発想法」は、この獺祭を作っている酒蔵「旭酒造」の桜井社長が書いた本である。 スポンサーリンク 実はこの本、2月に開かれた「東京獺祭の会2014」で購入した直筆サイン本である。ずっと積ん読状態になっていてやっと読んだことは僕とあなた2人だけの秘密にして欲しい。 そもそも、僕が「獺祭」という酒自体を知ったのは1年半ほど前のことである。 記憶が確かではないのだけど、購読しているブログで何やらすごく美味い酒があるらしいということを知ったのが最初だったと思う。 昔の地酒ブームのころに注目
定食店「やよい軒」を展開するプレナス(福岡市)は5日、豪州の1号店をシドニーにオープンした。店名は「YAYOI」とし、店内は木目調の落ち着いた雰囲気。定食メニューの価格を2千~3千円台に設定し、高級路線で和食を売り込む。 国内の店では600~800円前後の定食メニューが多いが、豪州ではサバの塩焼き定食が26豪ドル(約2500円)、専用メニューの「やよい御膳」は39豪ドル(約3700円)と高め。日本のコメを使い、夕食時は各テーブルに置く小型の釜でご飯を炊く。茶わん蒸しなど副菜も充実させた。 「和食の魅力とともに日本の文化も伝えたい」(広報)と店内にギャラリースペースを設け、熊本県の窯元でつくられた器を展示している。 やよい軒はタイに119店、シンガポールに4店を展開し、豪州は3カ国目の海外進出となる。今後3年間に豪州で10店ほどの出店をめざす。(平林大輔)
ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人の社長を務めていた松本晃氏が、カルビーの会長兼CEOに就任したのは、2009年のこと。当時、カルビーは国内需要の頭打ちとも重なり、成長の踊り場ともいえる状況にあった。ところが以後、カルビーは大きく業績を伸ばす。とりわけ注目すべきは、1%台だった営業利益率が今や10%に迫っていることだ。カルビーに何が起きたのか。「儲かる会社」へと変貌を遂げた、松本氏の改革に迫る(全2回)。 難しいことはやっていない。儲けるための仕組みをつくっただけ ――カルビーの営業利益率はかつて1%台でした。今や10%に迫る勢いですが、なぜカルビーは儲かっていなかったのでしょうか。また、どう変えていかれたのでしょうか。 単に儲け方が下手だっただけです。会社が儲かるには、基本的には3つの要素があります。「商品の品質」「コストの安さ」「供給体制」です。カルビーは1番目と3番目はよくできて
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