英ロンドンの自宅を出る労働党のジェレミー・コービン党首(2016年6月28日撮影)。(c)AFP/BEN STANSALL 【6月29日 AFP】英野党・労働党の議員団は28日、ジェレミー・コービン(Jeremy Corbyn)党首(67)に対する不信任動議を採決し、圧倒的多数で可決した。これも英国の欧州連合(EU)離脱危機に端を発した動きだが、ベテラン左派で平和主義者を自任するコービン首相は辞任を拒否した。 労働組合からの支持を取り付けたコービン氏は昨年、一般党員からの圧倒的支持を得て党首に就任した。この日は議員229人が投票し、賛成172、反対40という大差で不信任となった。ただし、この動議に拘束力はない。 コービン氏の下では党は後退し選挙に勝てないと批判されながらも党首に就任したコービン氏は、「私は60%の一般党員と支持者らの後押しを受けて新しい政治のあり方を目指して民主的に選ばれた