⇒刑期終えウイグル人東大院生釈放 中国 - MSN産経ニュース 東大大学院に留学中の1998年2月、一時帰国した中国で国家分裂を扇動したとして逮捕された、新疆ウイグル自治区出身のウイグル人男性、トフティ・テュニヤズ氏(49)が10日、11年の刑期を終えて釈放されたことが関係者の話で分かった。同自治区ウルムチ市の刑務所を出所したトフティ氏は姉とともに、警察車両で親族の家に向かったという。 トフティ氏は北京大学卒業後、日本に留学し東大でウイグル民族史を研究していた。ウイグルの歴史に関する書物を出版しようとしたことや、一時帰国中に同自治区の公文書館で歴史資料をコピーしたことなどを理由に、国家分裂扇動罪に問われ、懲役11年の判決を受けた。 トフティ氏の逮捕をめぐっては、当初からその不当性が指摘され、無実を信じる東大の教員らが中国の要人に手紙を送るなど救出活動を展開していた。国連人権委員会も2001