組織に見合った適切なバックアップシステムを構築するには、いつ、どのくらいの容量のデータをバックアップするかという要件を明確にし、条件を絞り込んでいくことが重要だ。 現在のシステム環境、バックアップ要件を調査 バックアップ環境の構築は、現在のシステム環境やバックアップ要件を入念に調査することから始まる。これらを調べることで、バックアップ装置およびバックアップソフトウェアの種類、バックアップスケジュールなどが決定される。 まず、バックアップシステムの対象となるサーバを特定し、そのサーバの使用状況や物理的なロケーションなどを確認する。主な調査事項には、以下のようなものがある。なお、システム自体を新規で構築する場合には、システム設計の段階でバックアップ条件も同時に設定していく形となる。 ホスト名 動作中のOS名 全ディスク容量と使用済みデータ量 データ量の今後の予想成長率 アプリケーションの稼働時