日本にも「チェンジ」が必要 そう語るのは親日派として知られるジェラルド・カーティス教授。 己の哲学を持ち、国民を説得する努力を惜しまないオバマ大統領のリーダーシップと外交戦略を解説しながら、日本の政治の問題点を指摘します。 選挙で誰に投票するか、選択眼が鍛えられるレポートです。 ジェラルド・カーティス: 今回は主にオバマ大統領とアメリカ、そしてオバマ政権と日本との関係をお話しします。私は日本について40年以上も研究しているので、日本の政治も非常に気になります。 現在、アメリカの経済情勢は深刻です。日本もよく似た状況ですが、日本人と比べるとアメリカ人は希望を持っています。それはやはり、希望を与える大統領がいるからです。一般の人たちは「オバマさんなら頑張ってくれる、何とかしてくれる」と思っています。 最近、日本人はかわいそうだと私は思います。「政治はその国民のレベルを反映するものだ」とよく言わ