宇宙航空研究開発機構は7日、小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルから、微粒子を回収し、記録し始めたと発表した。採取容器の内側のごく一部をフッ素樹脂製のへらですくったところ、新たに数十粒の粒子が見つかった。カプセル全体ではまだ多数の粒子が見つかる可能性が高い。大きさはすでに見つかった粒子と同じ0.01ミリほど。小惑星「イトカワ」で採取できたものかどうかはまだ分からないという。 宇宙機構は、顕微鏡で観察しながら、回収した粒子を一粒ずつ記録している。地上で紛れ込んだ粒子が多くあると予測されているが、イトカワのものも紛れ込んでいることが期待されている。