会見冒頭、頭を下げるアリコジャパンの高橋和之代表(右から3人目)ら=東京都中央区の日銀記者クラブで2009年7月27日午後7時1分、小出洋平撮影 外資系生命保険大手アリコジャパンの契約者のクレジットカード情報が大量流出した問題で、アリコジャパンの高橋和之代表は27日、東京都内で会見し、カードの不正使用の件数が25日時点で約2200件に上り、問題を公表した23日時点で発表した1000件超の約2倍に拡大したことを明らかにした。情報流出の件数も約13万件と、23日発表した最大11万件から増加し、被害が広がっている。 クレジットカードの不正使用では、05年に米カード情報処理会社からビザ、マスターなどの顧客情報が流出し日本で745件(総額1億1100万円)の被害が確認されたが、件数はこれを大きく上回り、国内最大規模となる。 一方、情報流出の経路や原因について、高橋代表は「あらゆる可能性を排除せず