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地震・津波博物館 建設要望へ 11月22日 8時45分 震災で大きな被害を受けた宮城県の多賀城市は、地域の復興の柱にしたいとして、東日本大震災を中心に過去に東北地方で起きた地震や津波の資料を集めた博物館を、市内に建設するよう国に働きかけていくことを決めました。 宮城県多賀城市では、震災によって189人が犠牲になったうえ、市の面積の3分の1が浸水するなど大きな被害を受けました。また、平安時代前期に起きた「貞観地震」でも、津波で大きな被害を受けたことを示す記録が残されています。多賀城市は、こうした被害の実態を後世に伝え、防災の研究に役立てようと、東日本大震災を中心に過去に東北地方で起きた地震や津波についての映像や文書などを展示する博物館を、市内に建設するよう国に働きかけていくことを決めました。また、防災に関する研究拠点や研修施設も併設し、仙台空港から近い立地を生かして、国内外から利用者が集まる
被災地の博物館の役割、学芸員が語る 仙台でシンポ開催 博物館・美術館の意義を再確認したシンポジウム 東日本大震災の被災経験を通じ博物館・美術館の意義を考えるシンポジウム「3.11―そのときミュージアムは」が20日、仙台市青葉区の市博物館ホールであった。 宮城学院女子大の学芸員課程に在籍する学生でつくる実行委が企画。市博物館学芸員の佐々木徹氏が講師役となり、同館の被災状況や資料レスキューとしての取り組みを語った。 佐々木氏は、震災後に市内の旧家や寺院などを巡回し、歴史資料を保存する活動に参加した。「震災によって、資料の保存と公開という博物館機能の本質を、身をもって実感した」と強調。学芸員を目指す学生たちに「博物館はさまざまな人たちが関わって成り立っている。もし自分が学芸員として被災したらどうしていたか、当事者の意識で考えてほしい」とアドバイスした。 シンポジウムには、在校生、OGら約1
“原発に近い” ロシア展が中止に 9月29日 13時10分 群馬県高崎市の美術館で12月に予定していたロシアのガラス工芸展の開催について、ロシアの国立美術館が「群馬県は東京電力福島第一原子力発電所に近く、作品が放射性物質に汚染されるおそれがある」という理由で中止を申し入れ、展示会が開催できなくなりました。 群馬県高崎市の県立近代美術館では、12月下旬から「ロシア国立エルミタージュ美術館所蔵皇帝の愛したガラス展」の開催を予定していました。しかし、県立近代美術館によりますと、ことし5月、作品を貸し出すロシアの国立エルミタージュ美術館から「群馬県は福島第一原発に近く、作品が放射性物質に汚染されるおそれがある」という理由で、開催を中止したいという申し入れがあったということです。この展示会は全国を巡回するもので、福島第一原発からおよそ230キロ離れた東京にある美術館ではすでに開催されています。県立近
東日本大震災による、被災地域にある博物館のリストとともに、各館における最新の情報を提供する「東日本大震災 博物館情報」http://japan-museum.com/のブログです。 最新情報をコメントでお寄せください。Webサイトのリストに反映していきます。 3月11日、東日本大震災から1年が経ちました。 改めて、犠牲になられた方々に哀悼の意を表しますとともに、未だ、厳しい状況のなかで、ご不自由な暮らしを強いられておられる方々に、心からお見舞いを申し上げます。 2月26日から今日まで、東京都立中央図書館で開かれていた「震災からよみがえった東北の文化財展」には、陸前高田の小学校の窓ガラスにぶつかって子どもたちが弔ったアカショウビンの剥製も、被災した後にレスキューされ、きれいな姿で展示されていました。この展覧会は、3月16日から28日まで、遠野市立博物館に会場を移して開催されます。 先週、仙台
このサイトについて (たばこと塩の博物館 学芸部長 半田昌之) このサイトの情報はたばこと塩の博物館が得た以下の情報をもとに更新しています。元のリストは京都橘大学准教授・木下達文さんが作成したものです。 各館のHPに掲載された情報 現地を訪れ直接得た情報 メールやブログなどでお寄せ頂いた情報 本サイトのブログができました。コメントで情報をお寄せください。リストに反映いたします。 ○リンク 博物館関係連絡協議会 資料保存ネットワーク 関連リンク ○ブログ ○お問い合わせ
東日本大震災で被災した陸前高田市立博物館から回収した資料のうち、古文書や学校関係文書などの吸水乾燥作業が25日、矢作町の旧生出小学校で行われた。作業には被災文化財の保全活動に取り組む専門家をはじめ、大学や県内各地の博物館関係者らが参加。資料の洗浄やパック詰めなどの救出活動≠展開した。この日応急処置がなされた文書は仙台市内の冷凍倉庫で保管後、奈良県内の専門機関で真空凍結加工がなされる。 市立博物館は大津波で建物が冠水し、所蔵資料の多くが水損。これらは今月中旬までに同館や県内の博物館関係者らが回収し、旧生出小に避難≠ウせた。 文書資料には歴史を物語る古文書、過去の日誌といった学校関係文書、小友町出身の学者・鳥羽源蔵による植物のスケッチ画などがある。多くは津波で海水や泥をかぶり、濡れた状態で回収されており、カビの繁殖が心配されている。 そこで、救出に向けて各地の専門家らが立ち上がった。歴史
東日本大震災で被災した石巻日日(ひび)新聞社(宮城県石巻市)が震災直後、フェルトペンの手書きで発行を続け、避難所などに張り出した壁新聞が14日、横浜市中区の日本新聞博物館で展示された。 米ワシントンの報道博物館「ニュージアム」での展示を知った新聞博物館が同社から借り受けた。当初は29日まで展示する予定だったが、好評のため延長する方針。 同紙は1912年創刊で、震災前まで夕刊1万4千部を発行していた。同社によると、停電や浸水で編集、印刷設備が使えなくなり、震災翌日の3月12日から電気が復旧するまで6日間にわたり、記事や見出しを新聞印刷用のロール紙に書き込んだ壁新聞を作り、石巻市内の避難所など計6カ所に張り出した。 川崎市の主婦井出勢津子さん(51)は「必死で制作した使命感が伝わってくる。手書きに温かさを感じた」と、壁新聞にじっと見入っていた。 日本新聞博物館では東日本大震災報道写真展も開催中
◇美術品の救出活動も本格化 東日本大震災の発生から2カ月。東北・関東地区の美術館の多くが、一時閉館や展覧会の中止・変更を余儀なくされた。だが、被害が大きかった福島・宮城の両県立美術館が大型連休前から再開。被災した美術品の救出活動も始まっている。【岸桂子】 ◆入館待ちで列 4月26日朝。福島県立美術館(福島市)には約50人が入館待ちの列を作った。宮崎駿(はやお)監督らがアニメの製作過程を紹介する「スタジオジブリレイアウト展」(22日まで、延長を検討中)が、この日再開したからだ。連休中は、家族連れで行列ができるほど。子供たちの笑顔がはじけた。同館の宮武弘主任学芸員は「原発事故の影響で、福島市内でも子供たちは屋外で遊びづらくなっている。美術館が安心して来ていただける場所となった」と、安堵(あんど)の表情をみせる。常設展示では「ふるさと・再生・祈り」と題したコレクション展で、斎藤清ら郷土作家の絵画
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